福地ホワイト六片と並行して作ってみたいニンニク。
それが「葉ニンニク!」
![]() 沖縄県産の新鮮で安心安全な葉ニンニクです!季節ごとに旬な野菜を地元の農家や沖縄県中央卸売… |
昨年夏、直売所の店長と雑談をしてる時に、
「何か売れそうで面白い野菜ないですかね~^^?」
と話した所、
いくつか変わった野菜の名前が挙がった。
「なんとかベリー??」
これはまあ、ブルーベリー系の類で、そもそも鳥害が無法地帯の
我が圃場には無理。
「マイクロトマト」
これはなかなか魅力的でした。
かなり高価で取引され、まるで畑のキャビアのような扱い。
しかもその本家は、ココ愛知県内の蒲郡市だという。
しかしながら、その苗や栽培技術はガッチリ固められており、
たぶんまあ、そこの組織や部会にでも入らなければ
元もこうもないらしい。。
まあ、極めて特殊な特産品を作るというのは、そういう
門外不出的な取り組みが必要なのは仕方がない。
一応ネットでも、マイクロトマトとうたって苗を販売したりしてる所が
ありますが、う~~んまあ、バッタモンだろうなあ。。
種子島産ではない安納芋みたいなもんかな。
いや、まだ世に出回ってない分、それ以上か。。。
って事で却下。
で、最後に残ったのが「葉ニンニク」
ほう。
まさか、ニンニクの葉を食べるとは想像もしていなかったが、
そういった物が商品として「アリ」らしい。
ようはあれでしょ。
ニンニクの玉じゃなくて、葉を取ればいいんでしょ?って事です。
以前、出荷してた人が一人いたらしく、結構評判は良かったらしい。
でもすぐに生産・出荷を辞めてしまったとの事。
てな感じで、あーだこーだと、色々雑談し、話を聞き、
実際自分でも手当り次第「葉ニンニク」について調べた。
ホントね、資料が少なく、かといって評判は悪くなく、
今後の可能性は未知数の野菜。
こういうの、、、個人的に
「ゾックゾク血が騒ぎます」
作れないわけではなく、味も良い。なのに生産者が少ない。
こんな作物、、、、大好物なこばじろうですwwww
ただし、
栽培過程はニンニクと一緒と言えど、
わからない事はやはり山ほどある。
「どの品種のニンニクを使えばいいか」
「ニラのように切って回転させるのか?株ごと収穫?」
そしてなにより、
「どうやって葉の品質を維持するのか・・・」
ニンニク作った事がある人ならわかりますが、
タマネギと一緒で、正直、葉の事はよほどでない限り気にしない。
収穫するのは「玉」であって、葉ではないので、
多少葉が枯れても特に問題がないからだ。
そう、たぶんこれが難しいんだろう。。
タマネギやニンニクの葉なんて、病気じゃなくても
嫌でもほとんど越冬で黄色み・枯死葉が出る。
そこどうすんだろう・・・・????
数少ない文献ですら、通常通り秋に植えると言ってる所もあれば、
春に植えると書いてあるところもある。
「んんんんん・・・どっちだよ;;」
てか、春にニンニクなんて植えたことないしなあ;;。。。
あと、ニンニクの葉なんて気にして観察した事が無い;;。
これはもう、通常のニンニクと並行させて、
失敗ダメもとで観察するしかない><;。。。
という事で、通常のニンニクと一緒に植えつけ。
ホワイト六片自体、どうなるか微妙なんですが・・・;。
そして「葉ニンニク」用に選んだ品種は沖縄系の「島ニンニク」
葉ニンニクってね、別に葉大根専用品種みたいに、
そういう専門の品種が無いみたいなんですよ。
ニンニクはホワイト六片みたいに、大ぶりな寒冷地品種と、
小ぶりな暖地系統に大まかに分かれます。
で、小ぶりな暖地系統のニンニクの葉は、細く柔らかく、
「葉ニンニクとして収穫するに適してる」
ってだけなんです。
葉収穫専用ってわけじゃなく、葉が美味しい品種の葉を収穫する。
でも、そんな事言われても、正直わかんなかったし、決定的な
品種もなかったです><;。
どの品種のニンニクの葉が美味しいのか?なんて。。。
なので、個人的な見解で、直感で「島ニンニク」に決めました。
上海早生でもよかったかもしれん・・・・。
そこはまあ、実験という事で。。。
一応、ネットでは最初から「葉ニンニク」と書いて売ってる種ニンニクも
ありましたが、無茶苦茶高かったので辞めました><;。
今回の初栽培で一番大事なのは、
「いかに青々とした葉を作り上げる事」
はっきり言って、
「自信なし!!!」
だって越冬すれば、絶対葉先が黄色くなるじゃん;;。。。。
一応、サビ病だけはさすがに致命傷なので、最低限の消毒を
しますが、いくらニンニクに適用した農薬でも、それはあくまで
玉を取る前提であって、葉を取る前提の登録じゃない。
なので、葉を食べる前提なのに、農薬の葉面散布は
怖いし、最小限にとどめたい。
あと青々とした葉に仕上げるには、「チッソ系肥料を」と
単純に思ってしまいますが、
ユリ科にガンガンチッソを与えると、これまたサビ病の発生を促すので、
悪循環になってしまい、その辺の調整も必要です。
はたしてどうなる「葉ニンニク」
↓こんな風に綺麗に出来ればいいんだけどね。。
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コメント
コメント一覧 (1件)
葉ニンニクですか。初見でした。葉は食べられないのかなぁとは前から思っていましたが、普通のは固いし。葉ニンニク用は柔らかそうですね。ニラっぽく使う感じですか。
あと、ニンニクはガーリックパウダーになってると普段の料理で気軽に使えますね。地域で産地化できれば、共同で加工に手を出す選択もあるのでしょうが。