その年の我が家の野菜作りはまずジャガイモから始まる。
栽培量が増えた事もあり、そしてまあその他もろもろの
個人的な諸事情がある事も原因ですが、
理想の栽培方法が実際に出来ません;;。
理想の栽培方法とは、過去記事に色々まとめてありますが、
おおよそ、自分なりに実験・観察した結果、
このやり方が現状ベストな栽培方法だろうというやり方。
こうしようと決めている事が出来ないのが、ホント情けない;;。
何でもかんでも病気とかのせいにはしたくないですが、
「やらないと・・・」ってわかっていても、何故だか出来ないのが、
僕の病気の闘病に関しての副産物であり、薬等の副作用でもある。
病気だとは分かってもらえず、「怠けている」と思われる事が多い、
こういった理不尽さも孤独さも、もう慣れたし、当の僕自身も
「自分は怠け者なのでは?」と自己嫌悪の日々の今日この頃。
さてさて、
年の初めのジャガイモ栽培。
良いスタートくらいはしっかり切りたかったけれど、
「初っ端からやっちまった感が」
もう、2kg~3kg種芋を植えるような家庭菜園ではなく、
60kgほどの種芋を準備しなければいけなかったので、
コストを考えれば、大量売りをして少しでも安く売ってる所で、
種芋を確保しなければならない。
家庭菜園と違い、大量に種芋や苗が要る場合、買い遅れは
取り返しのつかない事になる。
最悪、
ホムセンなどで割高の小袋をまとめ買いする羽目になったりと。
なので、今年は少々早めでしたが、取り寄せで種芋を確保。
うん。そこまでは良かった。
まだ植えつけまでは一カ月以上あったので、
早く芽が出ても困るという事で、段ボールで届いた種芋を
しばらくそのまま暗冷所で保管。
これが途中まではそれでよかったのですが、
何かと我が家ではバタバタして忙しい事が多かったため、
「放置が長かった><;」
本来は「浴光育芽」をし、芽だしをするのが
ベストだったんですが、その余裕がなかったため、
最悪芽が出てない状態で植えつけ期に入ってしまうと思っていました。
がっw
「逆でした;;www」
箱を開けてみると、、、
「もやしになってしまったわあ・・・(泣)」
もやしになるとは、白い芽がニュウ~っと伸びてしまう事を俗語で
言っています。。
↓こういう芽ね。
栽培目的でもないジャガイモでも、この芽を見た事ある人は
いるでしょう。保存しておいた食用のジャガイモとか・・・。
この芽はねえ~~、、、
「アカンのよ・・・」
確認しようといろんな本を読み返してたのですが、
ちょっと見つからずでしたが、確かこの「白い芽」は
「使い物にならない芽」
だった気がする。
ジャガイモ栽培で必要な芽は、濃緑紫色したこういう芽↓。
画像はわかりやすくするため、大きめの芽ですが、
この芽が5mm位になった頃に植えつけるのがベストです。
これを何も芽が出てない種芋に対し、その休眠を解除し
意図的に出そうと、「浴光育芽」をするのですが、
それをせずに、むしろ暗所で発芽してしまっては、本末転倒。。
こうなってしまうのが、大量注文の難しさ。
こっちの植え付けの都合に合わせれないからです。
言いかえれば、家庭菜園用で少量の種芋購入なら、
売ってる店の種芋の状況で調整出来るのでむしろ楽。
植えたい時期に、その時期にあった状態の種芋を買えばいいのだから。
しかしまあ、
出ちまったもんはしょうがない。。。
どうすっかなあ、、このもやし芽(白い芽)。。。
実のところ、このニョキっと出た白い芽に関しては、あまり情報が無い。
あるとすれば食用の話で、これを取れば食べれますか?的な内容。
この芽はそのまま栽培として育つかどうか?という文献は少ない。
少ないながらも、過去に「この芽は使い物にならんw」と、
語っていた農家がいた気がする。。。
でも、芽は芽。
仮に育つとしても、ここまで邪魔だと種芋のカット自体が難しいし、
この芽はポロっと簡単に取れちゃうのよね><;。
それにもし「やっぱり育つ芽じゃありませんでした」では
10株~20株程度ならいざ知らず、60kgもの種芋がすべて
台無しになってしまう・・・。
ではどうするのがいいか。。
極論から言えば、
「取っちゃえばいい」
取ってもまたちゃんとした芽が生えてきます。
しかしここが一つの落とし穴。
取ってまた生えてくると言ったって、今日の明日ですぐに再生して
生えてくるわけではありません。。。
再生・再発芽にどれほど時間がかかるかわかりませんが、
当然何の問題もなく発芽した種芋とは、明らかにスタートが
遅れるわけです。
植えつけたジャガイモの芽の出現、成長にバラつきが出る原因に
なってしまう可能性大になります。
果菜類なら遅れて成長してきたものは、目視出来るので、
その都度観察しながら収穫すればいいですが、
イモ類、特にジャガイモなどは、成長具合を一株づつ確認しながら
掘り起こすなんて、数株栽培でもない限り、しんどくて無理です><;。
掘る時は全部一気に掘ってしまうのがほとんど。。
成長もバラつき、収量もバラつき、大きさもバラつく。。
すでに植えつける前に、栽培リスクを背負った事になります。
それだけ、ジャガイモ栽培において、
「種芋の浴光育芽・管理は大事な作業です」
全体的にまんべなく発芽させるだけではなく、
芽自体も浴光により堅く強くなり、腐敗も防げます。
さらには自然発芽よりも数日発芽を早めることにより、
植え付けも早くなり増収効果もあります。
そんな大事な浴光育芽の方法は、
「十分な日光と、5~15℃の外気温。それを約1ヶ月」
間違っても、温めるのが目的と勘違いしないでくださいね。
なんて話を、一般地ではすでに植えつけ時期の今頃になって
言っても遅いですね;;寒冷地の方はまだ間に合いますが。。。
とまあ、ここまでわかっておきながら、
白い芽をニョキニョキ伸ばしてしまった今年の種芋。。。
一部はそのまま植えたり、一部は取り除いて再発芽をさせたり、
そんな事をして、
きっとまあ、
「グダグダになる予感満点です」
でも、白いもやし芽を植えつけたらどうなるかは、
実験としてやってみたい。
本に書いてない、わからない事は自分でやってみるしかないっしょw
そういう誰も教えてくれない・本に載ってないような内容や
記事じゃなきゃ、皆さん読んでも得にもならんし、面白くないしさ。。
ただの一般的な栽培マニュアルなんか、どこにでもあるしね。
・・・別に笑かそうとしてわざと失敗してるんじゃないですよ・・・;;。
明らかな失敗を、勉強・実験と称して正当化してるのです(キリッw
せっかっくなので、あと一つジャガイモの種芋について
どうでもいい話。
ジャガイモはイモと言っても根の一部ではなく茎の一部ということは
以前述べた通り。
ならば種芋も、種、種とはいっても、それもまた茎の一部
と、いう事になる。
つまり、種を植え、芽が出る。のではなく、
茎を植え、茎から脇芽、根が出る。って事じゃないだろうか。
(合ってる???)
だから何だ!?と言われれば、、
「いえ・・・・別に・・・・」
って事なんですが、こうやって作物の仕組みを知ったり研究する事は
何かしらいつか実を結ぶような気がします。
失敗しても、探求心や向上心があれば、どんな事でも
何もかもが銭勘定だけで損得って事じゃないって話ね。
無知は罪じゃない。
知ろうとすることが、、、うん、、大事なのだ。
よし。。。
これで今年も新たな問題で、すでに失敗しそうなジャガイモの
言い訳と自分に向けての慰めはあらかじめ済んだ・・・(泣(笑)
今年、来年、
皆も、種芋の管理と扱いは慎重にね。
さて、明日一気にやってしまおう。Let’sポテト開始!
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うちの近所のホムセンには箱売りしてますよ?