初めての栽培で、ましてや苗と種が高価だったので、
病気や害虫にはかなりビクビクしていたガブリエルとその他パプリカ。
先に定植したガブリエルを追うように、種から作った苗も定植。
ガブリエルをシルバーマルチ、他を黒マルチにしてみました。
まっ先に異変が起きたのがガブリエル。
う~~~ん・・・何病だかさっぱりデス><;
まあ斑点病やらのたぐいかと思いますが、さほど広がってないので
今のうちに軽いダコニールで殺菌の様子見。
殺菌と病葉の撤去でなんとかスクスクと成長し、実も確実に
節々、分岐分岐に着果し始め、いたって順調。
がっ!!
梅雨も本番になると、ここでパプリカ栽培の難しさの最初の洗礼を
受ける事になりました・・・・。
今日元気だった株が↓、
次の日にこんな感じ↓。
なんかちょっとしおれた?なんて思ってるうちに、
一旦この気配になった株はその後2日目くらいで↓。
「あっという間に死亡・・・・。」
根腐れ?青枯れ病??立枯れ病???
とにかくホント、この病気の進行速度はすさまじく、あっという間に
枯死する;;;
この頃、きゅうり畑の方では「ベト病」と毎日格闘中でしたが、
このパプリカの病気だけは格闘するどころか、
「あっ・・・こっちもコレひょっとして・・・><;」と、
思った翌日には確実に再起不能が確認される。
その確率、、、我家での栽培観察では死亡率100%。
(こんな病気があるのか;;;;・・・。)とかなりショックを受けました。
あまりに茎・葉の枯れる速度が早いため、果実が虚しく残る。
とくに雨が降った翌日に発症するので、雨が怖くてしかたない><;。
この病気は、父のピーマン、お隣さんのピーマンでも確認され、
あ、これダメだ。って気付いた時には確実に同じように枯れる。
とりつく暇もない恐ろしい病気です。。。
そして感染力もあるように思えます。
↑こんな感じに隣り隣りへと、、、運が悪いとあっという間なので、
高価な苗や種だろうと、感染が確認されたら容赦なく廃棄しないと
いけません。。
たぶん青枯れ病かなあ・・・
青枯れ病はかなり厄介で、深刻です。。。
何年も地中に残り、宿主となる草木が植わるまでじっと息をひそめてる。
つまり、この病原菌が宿りにくい作物を3~4年作っても何も起こらない。
しかし例えば5年目にそこにピーマンなどのナス科等、菌が宿りやすい
作物を植えると、
「待ってました」と言わんばかりに、突然復活・感染・繁殖してくるという
恐ろしい病原菌。
家庭菜園で数株栽培ですと、
「あれ~~枯れちゃった~~;;」
で済まして、あまり深く考えませんが、
30株50株作ってこれに感染すると、もう涙が止まらない;;。
こういった枯れ方をするのは、実際かなり深刻。
なぜなら、効果的な農薬すら実際のところ無いのです。。。
「ある日突然しおれて枯れた!」
なんて症状がもしも起ったら、速攻抜いて持ち帰って捨てましょう。
抜いて畑に捨てるはもちろんxxx。
しばらくはナス科は徹底的に避けるべきかと思います。
☟独り言。。。
野菜の病気というのは基本的に治療そのものは難しいです。
ホムセンなどで売っている病気用の農薬はほとんど予防薬です。
なので基本、病気になった時点でOUTが多い。
かといって、、専門的な農薬に走ったからと言っても、
それはそれで桁違いの出費になりますし、100%の効き目も補償ない;。
あとは進行を遅らせるとか、実際はその程度なんです。。
病気になったから農薬を撒くのではなく、病気にならないように
農薬を撒く。そう思うようになり実際、そう思いました。
「あれ?この株おかしいな;;??」
と思ったら、回復させる事よりも、少しでも病気を広げない・残らない
ように考えなければいけません。。。
作る規模や栽培歴が長くなればなるほど、この事を意識しないと、
来年・再来年・数年後には取りかえしの付かない土壌に
なってしまうのですから><;;。
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コメント
コメント一覧 (8件)
野菜じゃないですが、マリーゴールドが青枯れ病らしきものにやられ全滅したことがありますよ。まあ全滅といっても小さなプランターですから、土の全交換ですんだわけですが…これと似たような事態が大地で起こるわけですよね…ハァ~(汗
>superkabuさん
茎を切って水に付けると白い汁が出ると言う青枯れチェックは出来るそうですが、僕は心が折れてしまったため、やりませんでした(泣笑;
こんにちは 初めまして。実は随分前から拝見させていただいていました。こばじろうサンのブログは、どこにでもある簡潔な栽培方法だけじゃなくて、奮闘ぶりも書かれているのでとても参考になる上に面白いです。
私は北海道在住で、少し適当に家庭菜園をしていますが、そのわりに今年手製ビニールハウスを作りました!
パプリカを育てたいと考えていたのですが…苗が、現在も葉が5枚程しかなく、成長が止まっているようで…諦め気味です。
唯一、苗木で購入した パプリカ(赤と黄色)は別のハウスで実をつけていますが、去年同様、1つ出来ると栄養が全てそこに流れるように 後でついた実たちが落ちてしまいます。。
こばじろうサンもパプリカの詳しい育て方がどこにもないと書かれていたと思いますが…よかったら色々とベストな方法を教えていただけませんか?
再度すみません…お聞きしたい事をしぼります。。1つ実がなると後からなる他の実が落ちてしまうので、落とさない方法を教えていただけませんか。
>シーチキンさん
御愛読頂きありがとうございます。
実が落ちる症状は僕はまだ経験していませんが、
おおむね着果・交配不良が原因かと思います。
そしてその原因も様々で、低温・高温、乾燥や加湿と色々です。
すべてをひっくるめると、樹勢の維持が一番大事かと思います。
おかしいなと思った時はまず、樹勢をグまずはングン育てる事が大切な気がします。もちろん、そのためには無理に実を付けず、摘果した方が良いかと思います。
あと、ピーマン・パプリカ関係は思いのほか水分を要求します。しかし加湿に弱いので、涼しい時間帯にたっぷり潅水するのが良いかと思います。
いずれも、樹勢が強く健全である事が前提になりますので、まずはじっくり茎・葉を育ててみるのが一番かと思います。
思いのほか、パプリカは株の栄養を吸い取ってしまうので、最初は実付けずじっと我慢が大事かと思います。
僕自信経験のない障害なので、思い当たる解決策がこれくらいしか思い当たらずすみません><;
ご参考になればと思います。
突然の相談に、優しく御答えいただき大変感謝いたします。
実が落ちる…と書きましたが、それは花がスポンと輪の状態で抜けた後、膨らまずに黄色くなってポロッとつけねから取れてしまう感じだったり、蕾のうちに同様に取れてしまう感じを勝手にまとめて書きました。
本にも″湿気で花が落ちる″事が書いてあるものは読みましたが、私の所は こちらに当てはまるのかもしれませんね。。
暫く換気で湿気に気をつけてみようと思います。
続けてもう1つお聞きしても宜しいでしょうか…。
私は先に述べましたとおり北海道在住なのですが、
機械などは使わず、ハウスやマルチ、寒冷紗等の工夫のみで、収穫出来ない野菜(販売目的ではなく自分達が食べる位の)って、沢山あるのでしょうか。
諦める事って大切ですか?
こばじろうサンは作りたいけど、多分ダメだろうから手を出してないという野菜はありますか?
>シーチキンさん
僕の感想ですが、野菜栽培で温度を上げるよりも下げる方が難しいと思っています。
ですからハウスを用いれば北海道でも温度は上げれますし、逆に愛知のような暑い地域では下げる方が難易度が高いです。
夏の野菜の代表格のトウモロコシでも、コチラ愛知にも北海道産が大量に出回りますので、大抵の野菜は作れるんじゃないかな~と思います。
もちろん北海道でも地域によって気温はだいぶ違いますが・・><;
逆に昼夜の寒暖差が強そうなので、そういった気温を好む野菜には愛知県よりも良質なものが出来ると思います^^
僕のほうですが、気温によって諦める野菜よりもイノシシなどの害獣によって諦める野菜は多々あります。トマトやメロンなどは露地では高リスクです;。
それ以外ですと、諦めると言いますか、もう少し寒い地域ならもっとおいしいのが出来るんだろうな~という野菜は常々思ったりしますよ^^
5月頃、庭に黒マルチしてパプリカの苗を4本植えて、ずっとほったらかしです。1本は消滅しましたが、残りの3本は割と元気で病気の兆候もありません。大きな実がいくつかなってます。苗を植えるときに、畝の縁に大量の納豆菌米糠ぼかしをおいたので、ほったらかしでも病気が少ないのだと思います。