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ジャガイモで儲ける方法

 大規模栽培のプロの農家、有機栽培等のこだわり品質を抜きにして、

直売所出荷程度の栽培規模でジャガイモを栽培し、

そして儲けるにはおおまかに3パターン。

①早掘りして早出荷する。

②長期保存して旬外れに売る。

③変わり品種で勝負する。

このどれかが最も手っとり早い。

 ①は一番手堅い作戦で、コチラ辺の気候ですと、~5月末までに

収穫>出荷出来ればほぼ独占販売状態に出来る。そして何より

この時期は相場が高いので、ダブルでオイシイ。

 しかしそのぶん、誰しもがそれを狙ってくるので確実に成功させる

必要があります。

 天候にも左右されますが、逆に天候を逆手にとって、誰も収穫しない

ような雨続きの日にわざわざ採ったり、マルチを使って早く太らせるなど

ほんの些細な小細工も重要です。

 5月末と6月初旬ではあっという間に相場も出荷数も変わりますし、

「明日でいいか」「来週でいいか」という油断で、

一気に価格競争と売れ残り渋滞に巻き込まれるので、

気をつけなければいけません!

 ①の早掘り出荷で大事なのは、

「早い時期の奇襲」である事!

大抵の人は、梅雨入りを嫌いその直前頃に一斉に芋掘りを開始します。

「そのさらに前」で収穫しなければ意味がありませんw

 その頃が雨続きならそれは「好機!」

まさに桶狭間の合戦のごとく、少数栽培者でも、大規模出荷者に

打ち勝つ雨の中の奇襲出荷になります><ノ

名付けて「信長作戦」

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 昨年はこの作戦で勝負しましたので詳しくは過去記事参照で。。。

 ②はそのまんまw

初夏に出回る大量のジャガイモが力尽き、出荷数が減った頃に

ズイズイと出荷していく作戦。

売れないわ;、安いわ;の時期を避け、じっと価格競争が終わるのを

待ってから出荷。

「家康作戦」

ですね。

 もちろん、日持ちのいい品種選びと長期保存出来る環境が必要に

なりますので、そういった問題をクリアしないといけません。

 最後の③は、、、

そう、、残る「秀吉戦法」

安売り乱戦状態の旬の時期に、他人とは違う事を狙って成りあがる。

博打と言えば博打ですが、価格競争には巻き込まれない。

 沢山のジャガイモの中でいかに目立つか、いかに工夫をするかに

かかって来ます。

高価な種芋を買って栽培したからと言って、そのぶん高価で売れるとは

言い切れません><;

そしてどの野菜にも言えますが、

「珍しいから売れる事もあれば、珍しすぎて売れない事があります」

品種を選ぶ工夫。栽培する工夫。そして「売る工夫」。

あらゆる面で一番やりがいがある作戦かもしれません。

 ちなみに今年の僕は、この③で勝負中

吉と出るか、凶と出るか・・・・、それもまた醍醐味。

 
とまあ、

今回はジャガイモ出荷3パターンを信長・家康・秀吉に例えてみました^^;

あなたは誰派?(笑)

画像

 以下↓、おまけコラムです。

 もしも、

家庭菜園でジャガイモを作ったり、

直売所などでジャガイモを買ったりするならば、

個人的には「新じゃが」はおススメしませんw

 新じゃが新じゃがと良く言いますが、「新じゃが」というのも

一応定義があるのです。

 「新じゃが」とは、デンプン質が何%以下で、糖分が~~以下などなど、

細かい事は頭が痛くなるので・・・ザックリ言えば、

結果的にデンプン質が低くて、「水っぽい」ジャガイモになります。

 「新じゃが」と言えば、なんとなく聞こえの響きはイイ。

それに消費者は騙される。

しいて言うなら、皮をむかずに食べれるとか、

丸ごと食べれるとか、、、、実際はその程度。

 ジャガイモ本来の美味さを追求すれば、新じゃがは美味く無いんです。
 

「新」と付くと、なんとなく「お!」と思いがちですが、

 トウモロコシや枝豆のように、採ってすぐが美味い野菜もありますが、

ジャガイモ・サツマイモなどは違います。

 本当に美味いジャガイモは7月~出回るジャガイモ。

皮の表面はコルク化して、しっかりデンプン質を蓄え、

コクもあって甘みもある。

新じゃが=必ずしも新鮮・おいしい、っという訳では必ずしも無いんです。

 なのに沢山の農家が新じゃがを目指す理由は、結局は相場です。

先に述べたように、相場が高い時期に売りたいがために、

マルチを使ったり、多肥にしたり、早掘りしたりと。。。

少しでも周りより早く、早くと言うのが実情のようです。

 まあ、新じゃがは新じゃがで、それが好きな人もいますので、

一概には言えませんが、

「新」という言葉だけに振りまわされないようにはしましょう

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (6件)

  • そうだったのか!(学べるニュ-ス)
    新ジャガって、なんかいつもイマイチな味のものにあたるなと思っていたら、運が悪いんじゃなかったんですねw

  • やっぱり いろいろ戦略立てるの大事なんですね 勉強になります(^^)
    奄美は 梅雨明けして 猛暑です
    畑は やっと役場のトラクターが入り 今朝 ししよけネットの為の 防獣杭打ってきました
    暑くて 溶けそうです

  • >ビギナー百姓さん
    勢いで書いてしまったので結構不安デス・・・><
    今後ともよろしくお願い致します^^

    >superkabuさん
    イマイチでも売れちゃうから生産者も作っちゃうんでしょうね^^;
    近日公開ですが、野外カブトがテンヤワンヤな事になってます;;こうご期待)泣笑;

    >えみさん
    おおートラクターですか>v<!
    うちはトラクター無いので大変です;;
    ししよけ、って、南国でもイノシシ出るんでしょうか@@;害獣対策はちょっと意外で驚きましたw

  • 奄美は、いのししの害 かなりひどいです
    それと 草刈りの時には 畑から ハブが二匹も出ました もちろん私は 取れないので 頼んで取ってもらいました
    農業も 命がけです(笑)
    しかし こばじろうさんの お父さんて なにものなんですかね?(?_?)

  • >えみさん
    ハブは沖縄ではたしか1匹5000円とか・・・。

    ちなみにコチラでは100kgのイノシシ捕まえても市からは2000円です。。。
    ハブ獲った方がイイです;;;;www

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