MENU

「危篤」

 10月7日、明日には台風が来るかという日。

わが家の高齢うさぎは、もうなかなか糞の処理が出来なく、下腹部に糞が団子状に固まってしまいます。

うさぎは本来、シャンプーなど必要ないのですが、こればっかりはぬるま湯で少しずつ溶かしながら落として

あげないと取れません><;。

 ということで、サーとシャンプーし、タオルドライをかけ、ドライヤーも軽くし、

あとはいつものように自分で毛づくろい をしています。

そんな中、2時間くらい経過した時ケージ内でドスンドスンという音が。。。

もう、足腰が弱いので、たまーにコケるんですよ。で、今回もコケていました;。

ごくたまにですが、転んだあと、なんというか、まるで足がつったかのような体勢の時があります。

今回もそんな感じで「ちょ、ちょっと;大丈夫かい;;?」と、そうっと起き上がらせてあげてました。

 数十分後、、、もう大人しくしてるかな~とケージを確認。すると、また転んだのか、横になった体勢で

足をバタバタ。。。なんというか、直感でいつもとちょと違う予感。

そう~っと手を差し伸べてサポートしても起き上がれないっw。まさかどこか怪我でも@@;??

慌ててゲージから出し、毛布の上で介抱してみるが、骨折のような感じでは無い。でも、時折足をバタつかせ、

とにかく起き上がれない><;。これはタダごとじゃない!!!

 行きつけの動物病院はこの実家周辺ではないので、急いでいとこ連中に連絡を取ってどこかうさぎが見れる

動物病院がないか片っ端から調べ、なんとか休診中の動物病院に頼み込んで急いで向かいました。

 到着して、診てもらった時には、すでに目はうつろで、血色も血圧も脈も低く、院長曰く、

「正直、かなり危険な状態です。言いにくいですが、最悪、数分、数十分、数時間、それくらいの問題かもしれませ

ん。症状としては、全身の神経麻痺が起ってます。意識もほとんど飛んでいて、たぶんうさぎさん本人も何が起きて

るかすら把握できてないと思います。」

 突然やってきたまさかの危篤。。。全身の神経麻痺って、、、;;しかも11歳という、院長すら初めて見る高齢。

ショック剤・抗生物質の注射。そして注射器での強制点滴。その後の選択肢は2種類。

入院させて様子をみるか。。。それとも自宅で養生させるか。。。。。

医者が後者を勧め、そしてその意味もすぐにわかりました。

(そう、もう助かる可能性が限りなく無いということ。せめて自宅で飼い主のそばで最後をみとってあげるという意味)

 ーー悩みましたーー。

確かに最期をみとってあげたい気持ちはもちろんある。でも、死ぬのと、死にそうなのは違う。

なによりこのまますぐに連れ帰る行為が死なせに帰るような気がして嫌だった。

みとってあげたいのは僕のエゴで、彼は生きようとしてるのかもしれない。だとしたらそんな状況の中、コロコロ連れ

まわしたくなかったんです。

注射を3本も打ったばっかで、休ましてあげたかったし、病院には保温機があるので、すぐにでも体を温めてあげた

いというのもあったので、僕はあえて前者を選び、このまま預ける事にしました。

 それでも、院長曰く、また4時間後の夕方の診察には来てほしいとのこと。

11年も一緒に居たペットが、このままひっそり病院で息を引きとることを、よっぽど気づかいしたんでしょう。。。

なによりその短時間での再来院の要請は、数分・数十分で息を引き取る可能性が高いという告知でもありました。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる