いろんな交流関係も全部切って、1人ポツンと田舎に帰れば、
大なり小なり自然と家に引き籠る事になってしまう。
仕事無し・知人無し・体調も悪しとくれば、嫌でもボ~っとした
日々に身をゆだねる事になりました。
そうなると今の時代、おのずと向き合うのがPC。
時別今まで仕事でパソコンを使った事も無く、なんとなくで以前買った
ノートパソコンが一台あるだけでした。
インターネットのやり方がかろうじてわかるくらいで、専門用語や
タイプ打ちなどは極めて初心者・・・;;。
人指し指でキーボードをポチポチしながら、久しぶりにPCをいじって
みました。
そんな最中にふと見つけたのが、
「信長の野望Online」というゲーム。
もうかれこれテレビゲームなどはやってませんでしたが、
信長の~シリーズは昔よくやってたなあ~と思い出しました。
そんなゲームがオンラインで個々が同じ一つの戦場に立って
遊ぶという未知の世界に非常にそそられてしまいました^^;。
PCでの各種設定やら手続きやら、全くもって右も左もわからず、
独学でいろいろ調べながら、恐る恐るですが何とかゲーム開始に
辿り着く事が出来ました。
そのゲームのフィールドに立った時は、たかがゲームなのに
何とも言えない緊張感だったのを今でも覚えています><;。
ゲームの操作はもとより、PCの操作自体がサッパリなので、
何が何やらで・・・。
画面ではいろんなキャラがウロウロしてて、それの1人1人が
画面の向こうではホントの人間だと思うと、すごい世界だな~と。。
「チャット会話」などと言うものすら知らなかった僕は、
飛び交う会話にあたふたし、
「話しかけられたらどうしよう@@;」
などとビビリたい放題でした;;。。。
しばらくはゲームの内容がどうこうよりも、チャット操作のほうに
もう必死で、出会う人達全員がすごい人達に思えました。
IT企業で働く人達の中に、紙と鉛筆だけもって突入した気分w
何も目的が無くてパソコンを覚えろと言われても、なかなか
覚えるのは難しいですが、この「信長の野望」というPCオンラインゲームを
通じて、必死になってチャット会話について行こうとがんばってる
うちに、それなりの早さでタイプも打てるようになりました^^;。
(でも、今でも全部人差し指だけで打ってるんですけどね><;)
そんな、なんだかんだのきっかけで、
家に引きこもるようになったこんな自分に、
オンラインゲームの仮想世界という格好の行き先が出来てしまい
あらゆる生活リズムがそれ優先になって行くようになる。
ごくたまに、ささいな仕事を回してもらったりしてましたが
それ以外の時間は、ゲーム自体が24H稼働しているので
起きてる時間はもっぱらインするような生活。
ゲームは仮想空間ですが、
「そこにしか無い世界」
「そこにしかない知人」
そして
「そこにだけ表現出来る自分」
仕事をしてる人・結婚してる人・無職・学生・主婦、
いろんな環境の違いも、その世界だけはみんな平等。
正確には平等ではないが、与えられる機会やシステムは
皆同じ環境で交流を深めていく。
ゲームキャラと言えど、中身は人間なので、
プレイキャラクターを育てる=その世界での自分を作る事になる。
良くも悪くも自分の性格がどんどん出す人もいれば、
きっと普段の自分とは違う自分を作る人もいるだろう。
自分はどっちだったんだろうな・・^^;。
いずれにせよ、PCゲーム世界という仮想空間に、
長い事身を置く事になって、それなりにこうしてブログやら
PC操作が少しは出来るようになった事は良かったと思います。
(時間かけすぎですけどね^^;。。。)
1年という歳月、2年という歳月、、、
日々、思い出となるような出来事が無いような生活では、
月日の流れはあっという間。
先週何してたかな・・・先月何してたかな・・・・・
そんなどこか憂鬱な気持ちだけは積もって行きました。
仕事だらけの時期も同じ感覚でしたが、仕事はまだ
お金・仲間などの逃げ道の残るモノや人がある。
ゲームだけでは何一つ残って行くものが無いのは最初から
わかっていましたが、そんな仮想世界しか自分には行くトコが
有りませんでした。
ゲームの中の知人は結婚や就職、または子供が産まれたりと、
あんなことやこんな事が、と、現実社会でいろんな事も起きました。
そんな話を聞くのが楽しくもあり、また時には自分と比べて
寂しい気持ちや虚しくなる事もありました。
パニック発作のほうは、外出を極力控えておりましたので
さほど強烈な発作にも襲われる事も無かったですが、
それと引きかえに社会的な付き合いや仕事などは
さらに皆無のまま、自宅の中で月日が経って行きました。
そんな長い月日の経過が、自分にとって何も進歩を
生みださなかったのは、自分自身の問題だけの部分もあり、
そこにはまたこの実家と家族の、とある特殊な環境、
他人や親族からでは一見見ただけではわからないような
状況・事情が実は僕には大きく影響していました・・・。。。。
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