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「フリーター荒れ地を買う」第4話「現実社会からネット社会へ逃げるは必然」

 いろんな交流関係も全部切って、1人ポツンと田舎に帰れば、

大なり小なり自然と家に引き籠る事になってしまう。

仕事無し・知人無し・体調も悪しとくれば、嫌でもボ~っとした

日々に身をゆだねる事になりました。

 そうなると今の時代、おのずと向き合うのがPC。

時別今まで仕事でパソコンを使った事も無く、なんとなくで以前買った

ノートパソコンが一台あるだけでした。

インターネットのやり方がかろうじてわかるくらいで、専門用語や

タイプ打ちなどは極めて初心者・・・;;。

 人指し指でキーボードをポチポチしながら、久しぶりにPCをいじって

みました。

そんな最中にふと見つけたのが、

「信長の野望Online」というゲーム。

 もうかれこれテレビゲームなどはやってませんでしたが、

信長の~シリーズは昔よくやってたなあ~と思い出しました。

そんなゲームがオンラインで個々が同じ一つの戦場に立って

遊ぶという未知の世界に非常にそそられてしまいました^^;。

 PCでの各種設定やら手続きやら、全くもって右も左もわからず、

独学でいろいろ調べながら、恐る恐るですが何とかゲーム開始に

辿り着く事が出来ました。

 そのゲームのフィールドに立った時は、たかがゲームなのに

何とも言えない緊張感だったのを今でも覚えています><;。

ゲームの操作はもとより、PCの操作自体がサッパリなので、

何が何やらで・・・。

画面ではいろんなキャラがウロウロしてて、それの1人1人が

画面の向こうではホントの人間だと思うと、すごい世界だな~と。。

 「チャット会話」などと言うものすら知らなかった僕は、

飛び交う会話にあたふたし、

「話しかけられたらどうしよう@@;」

などとビビリたい放題でした;;。。。

 しばらくはゲームの内容がどうこうよりも、チャット操作のほうに

もう必死で、出会う人達全員がすごい人達に思えました。

IT企業で働く人達の中に、紙と鉛筆だけもって突入した気分w

 何も目的が無くてパソコンを覚えろと言われても、なかなか

覚えるのは難しいですが、この「信長の野望」というPCオンラインゲームを

通じて、必死になってチャット会話について行こうとがんばってる

うちに、それなりの早さでタイプも打てるようになりました^^;。

(でも、今でも全部人差し指だけで打ってるんですけどね><;)

 そんな、なんだかんだのきっかけで、

家に引きこもるようになったこんな自分に、

オンラインゲームの仮想世界という格好の行き先が出来てしまい

あらゆる生活リズムがそれ優先になって行くようになる。

 ごくたまに、ささいな仕事を回してもらったりしてましたが

それ以外の時間は、ゲーム自体が24H稼働しているので

起きてる時間はもっぱらインするような生活。

ゲームは仮想空間ですが、

「そこにしか無い世界」

「そこにしかない知人」

そして

「そこにだけ表現出来る自分」

仕事をしてる人・結婚してる人・無職・学生・主婦、

いろんな環境の違いも、その世界だけはみんな平等。

正確には平等ではないが、与えられる機会やシステムは

皆同じ環境で交流を深めていく。

ゲームキャラと言えど、中身は人間なので、

プレイキャラクターを育てる=その世界での自分を作る事になる。

良くも悪くも自分の性格がどんどん出す人もいれば、

きっと普段の自分とは違う自分を作る人もいるだろう。

自分はどっちだったんだろうな・・^^;。

 いずれにせよ、PCゲーム世界という仮想空間に、

長い事身を置く事になって、それなりにこうしてブログやら

PC操作が少しは出来るようになった事は良かったと思います。

(時間かけすぎですけどね^^;。。。)

 1年という歳月、2年という歳月、、、

日々、思い出となるような出来事が無いような生活では、

月日の流れはあっという間。

先週何してたかな・・・先月何してたかな・・・・・

そんなどこか憂鬱な気持ちだけは積もって行きました。

 仕事だらけの時期も同じ感覚でしたが、仕事はまだ

お金・仲間などの逃げ道の残るモノや人がある。

ゲームだけでは何一つ残って行くものが無いのは最初から

わかっていましたが、そんな仮想世界しか自分には行くトコが

有りませんでした。

 ゲームの中の知人は結婚や就職、または子供が産まれたりと、

あんなことやこんな事が、と、現実社会でいろんな事も起きました。

そんな話を聞くのが楽しくもあり、また時には自分と比べて

寂しい気持ちや虚しくなる事もありました。

 パニック発作のほうは、外出を極力控えておりましたので

さほど強烈な発作にも襲われる事も無かったですが、

それと引きかえに社会的な付き合いや仕事などは

さらに皆無のまま、自宅の中で月日が経って行きました。

 そんな長い月日の経過が、自分にとって何も進歩を

生みださなかったのは、自分自身の問題だけの部分もあり、

そこにはまたこの実家と家族の、とある特殊な環境、

他人や親族からでは一見見ただけではわからないような

状況・事情が実は僕には大きく影響していました・・・。。。。

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