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10円玉を摘む夏、100円玉を植える冬

 「10円玉を摘む夏、100円玉を植える冬。」
 

・・・という、僕なりのこの1年の表現をしてみました。

直売所出荷を視野に入れながら、夏・冬と野菜を栽培すると、

明らかに夏野菜と冬野菜では、スタンスが変わってきます。

 
 夏の野菜は果菜類が多く、その単価は特別なモノを除けば

極めて安い。

1本~10円クラスのピーマンやオクラ、1本20円~30円の

ナスやキュウリなどなど。。。

 しかし単価は安いものの、栽培方法や工夫・努力によって、

その収穫量は未知数という楽しみがあります。

 単価の安いそれらを収穫し、かき集める事はイコール、

「10円玉をいかに沢山収穫するか!?」の

数勝負になって来ます。

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「そんな10円玉集めなんか、コツコツやってられない><;」

と、言う方には元もこうもない話ですが、

「最終的にどれだけ収穫出来るのか?」

「今年は豊作かもしれないぞ!」

などという「採れる数」の楽しみや醍醐味はあるかと思います^^。

つまり最大収穫量の天井が本人の努力次第で変動する。

 僕もこの夏、毎日の10円玉の収穫作業は、体力的に結構

キツかったですが、それをやる・サボるでは、かなり収穫量が

上下するのでやりがいはありました

・・・一方、

冬野菜は、大根・白菜・キャベツ・レタスなどなど、

「1株1収穫」野菜が多い。

 単価は高いものの、栽培計画の段階で、

「最終的な収穫天井がその時点で決まってしまう」

言いかえれば、最大収穫量があらかじめ決まってしまうのです。

 例えば、大根一本100円なら、1万円売り上げるには、

100本植えなければいけない。

1株=1収穫なので、最大収穫量がMAXで100本でしかない。

100円玉を100個畑に植える訳ですね;

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 なんというか・・・ワクワク感がないものです;;。。。

ましてや、100本すべてが上手く収穫とはいかないので

収穫時には、最大数100本からマイナス○本と、

「引き算」しか待って無い><;

そう例えると、夏野菜はよほどの凶作を除けばほぼ「足し算」。

10円玉をどこまで足し算で積み重ねれるかという面白さがある。

 株間50cmで植えたオクラ1株から、一体何個収穫出来るか?

というワクワク感が夏野菜は多いですが、

もし同じ株間50cmでキャベツならば、収穫は1個。。。

腐れば0個、成功しても1個なのです。。。

 どちらが良いとか、どちらがその人に向いてるかは

人それぞれ可と思います。

収穫量にギャンブル性のある、夏の果菜類が楽しいと言う人も

いれば、あらかじめ最終的な収穫量が計画しやすい冬野菜の方が

管理が楽で自分に向いてると言う人もいる。

 僕個人的には多収穫のある夏野菜の前者かなあ~^^;。

ましてやそれが珍しい野菜となると、ギャンブル度が何倍もに

そういったギャンブル栽培が出来るのも、趣味の家庭菜園や

小規模栽培ならではの醍醐味かと思います^^。

 「夏は500円玉を摘んで、冬は1000円札を植える!」

そんな野菜作り、いつかきっとあるはず(笑

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