多くの野菜が1年に1度の栽培。
失敗しても次のリベンジはほぼ翌年になる事が多いので、
失敗や気になった事は少しでもその年に試みたほうがいい。
我家の白きゅうりは、過去記事の通り完全ベト病の瀕死状態・・;。
そんなこんなで毎日きゅうりを観察してて、少し思い付来ました。
まず先に、その発想の起点部分。
「親ツルの節々に実が付くという事(節なり)」
「ベト病等、きゅうりの病気の多くは下から上がってくる事」
「それらの病気は治療は難しいですが株が即死では無い事」
これらの事を単純に考えたら、、、
「いっそ親ツルをひたすら伸ばせば?」
と、思いました。
節なり型でも普通、支柱のてっぺんでピンチしますが、
その理由がよくわからない・・・。
たぶん、高さとして作業可能的な理由と、手の届かない場所を
伸ばすよりも子ツルの発生に期待する方向だと思います。
そして「ベト病」などとの病気と向き合っても、
「生長点の新しい葉・芽はすぐには病気に侵されない」
もちろん、病気の進行が完治していない限り、のちのち下から
すぐに感染はしてきます。
なので、
「出来る限り病気の治療をしつつ、成長点の育成を促すんです。」
つまり、「病気の進行速度よりも、成長で逃げ切る!」
この2点を踏まえて思い付いたのが、
「きゅうりのずり下げ栽培法!」
(すでにこういう方法があるかもしれませんが^^;)
要点は単純。ひたすら親ツルを伸ばす仕立て方。
うちのきゅうりの前半組は支柱てっぺんでピンチしてるので、
親ツルをまだ止めてない後半組でやってみます。
現状こんな感じでベト病に侵され、親ツルもほぼ支柱の天井。
この株を支柱やネットからひきはがします。
そして使うのは支柱のみ。ネットは要りません。
親ツルの着果のみに絞りますので子ツルは切除。
収穫の終わった下部、古くなった下部の葉はすべて摘葉。
病気の場合は病気葉の進行してる部位まで摘葉。
すると、ツルだけの長~~い下部になると思いますので、
「これを邪魔にならないように支柱に渦巻き状に配置し、
親ツルの先端を支柱の下のほうにずり下げる」
そしてツルを紐、もしくは誘引クリップで支柱に止める。
するとこうなる↓。
パッと見、地上から1mほどのきゅうり株の高さですが、
下部で摘葉した葉をグルグル巻いてあるので、
実際の親ツルはすでに4mほど。
そしてまたここから先端が1mほど伸びたら、同じように
摘葉とずり下げを繰り返す。
つまり、開花・着果する範囲と成長点を常に手の届く位置で確保。
要らなくなったら坊主にして、またずり下げる訳です^^。
大切なのは、常に親ツルだけの一点集中型収穫なので、
その先端から下部100~150cmだけを健常に育てる事。
栄養を親ツルのみに回す為、子ツルもすべてカットします。
仮に株が病気になっていなくても、ずり下げた地上際の葉は
雨や泥の跳ね返りがあるので摘葉していきます。
「これにより、親ツルは体力の続く限りひたすら伸ばせ、
そして息絶えるまで収穫が出来るはず」
うちのきゅうりは今もベト病中なので、上手く結果が出せるか
わかりませんが、節なり型なら理屈としてイケると思います。
でもこれは下から追い上げてくるベト病対策でもあります^^;。
治療薬で進行を遅らせ、その間に健常な親ツルを
グングン伸ばして逃げ切る作戦でもあります
きゅうりと言ったら高さ2mほどの支柱&ネット栽培が普通。
その範囲内での栽培方法前提の参考文献が多いと思います。
あえて、親ツルは高さ2m内くらいを基本に・・・という栽培概念を
無視したこの「親ツル何処までも栽培方法^^;。」
理論上はありだと思うんだけど、どうでしょう^^;
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コメント
コメント一覧 (3件)
お邪魔します。
トマトやキュウリでよくやられる手法ですね。
蔓下ろしをすると成長点までの根からの吸い上げが楽になるようです。
但し、実付きが落ちるためキュウリ農家では秋収穫に向けて苗を植え付けている時期です。
トマトの場合マルチを剥いで下げた蔓から発根させると樹勢を取り戻すことができるようです。
昔ズッキーニをずり下げ法でベランダで育てて7ヶ月くらい一緒に暮らしてました。
でも葉っぱを余り切っちゃうと実がならないんですよね。きうりはどうなんでしょう。ネットメロンをベランダで作った時も無意識にずり下げてました。味の薄いメロンが出来ました…(*_*)
>maxendさん
なるほど、トマトなどでもやられてる手法なんですね^^。
出荷狙いの普通のきゅうりのなら、いっそ秋収穫用に切り替えた方がたしかにいいかもしれませんね^^。
僕はトマトに関して全くの無知でお恥ずかしいんですが、トマトはずり下げた蔓から発根するんですね@@;。いろいろ勉強になります!
>しろぱんさん
結構みなさんずり下げてるんですね^^;
観察してたら、たしかに実付きは悪そうな気もします;;
しかしいかんせん、ベト病と鬼ごっこなので、
株・葉が回復するまで今は実どころじゃないのかも;;(笑
どこまで逃げ切れるかなあ~><;