パニック発作の通院作業は毎回同じだ。
医者「どうですか?」
ここで、「今のところ変わりなく・・・」
と言えば、今までの薬が処方される。
ここで、「○○がちょっと、、、」と言えばすぐさま新しい薬が登場する。
薬にもいろんな種類があり、単にパニック発作のみだけなら
まだいいが、この病気はいろんな病気を連れて来る・・・。
つまり他病の併発だ。
死ぬんじゃないか?という精神的な苦しさから、
他の精神的な疾患を患う人も多い。うつ病とも常に隣り合わせだ。
気が狂いそうになる症状が続けば、そりゃ実際気が狂うのも当たり前。
「病は気から」
と言うように、肉体的にも飛び火する事もある。
頭痛・めまい・食欲不振から胃腸を壊したり、
アルコールに溺れたり、不眠になったり。。。
いったい自分が何の病気なのかと思えるようになる時もある。
僕も実際いろんな症状に襲われ、あらゆるところに体調不良が出ました。
さて、
そんなパニック障害ですが、それ自体の薬や、それに伴う病気の薬やら
いろんな薬が存在&処方される。
大抵、初期の場合は、ソラナックス・デパスが処方されるが、
自分の場合、どうにもよくならないので、次から次へと
新薬・別薬が処方された。
それはもう、自分で何を飲んでいるのか、何が副作用を
起こしているのか把握出来ないくらい。。
わずか3年ほどの間に、実際に処方された薬を紹介してみる。
グッドミン
ゼファドール
ロペミン
セルシン
ソラナックス
リーマス
ワイパックス
デプロメール
リフレックス
デパス
ジプレキサ
ジェイゾロフト
ロキソニン
ベレリン
ユーパン
レクサプロ
メチコバール
レキソタン
ドグマチール
ロヒピノール
ロゼレム
ユーロジン
S.M配合薬
ざっと思い付くだけでこんなにもある。。。実際はもうちょっとあったかな。
おおまかに分ければ、
「安定剤」
「イライラ等の興奮を抑える薬」
「逆に無気力を行動的にする薬」
「睡眠薬」
「薬の副作用によってダメージを受ける内臓等の治療薬」
「食欲低下を回復させる薬、および、胃腸を回復させる薬」
「急な発作を押さえる特効薬」
などなど・・・。
頭痛ならバファリン。下痢には正露丸、、
そんなレベルじゃない。。。そんな薬に関しての感覚すら懐かしい。
何かを飲めば何かが悪くなる、それを保護するために
さらにまた別の薬を飲む。
もちろん、これらすべてを一気に飲む訳ではありませんが、
最大で1日8種の薬を飲む指示をされた事もありました。
そして各薬に副作用が書かれていますが、
ゾッとするような副作用もさりげなく書いてある、、、。
というか、副作用の項目が多すぎるwww
何が病気の症状で、何が副作用によるものなのか、
はっきり言って訳がわからなくなる・・・。
めまい・頭痛。吐き気程度の副作用ならもう慣れた。。。
しかし、さりげなく「ちょっw」っていうような副作用が書かれている。
あまりに多いので、一部抜粋で紹介すると、
脱力感
視覚障害
尿失禁
飲み込み困難
言語障害
眼球回転
射精不能
排尿困難
精力減退
勃起不全
無欲状態
視力障害
意識レベルの低下
意識消失
パーキンソン症候群
いらいら
味覚異常
酒に酔った感じ
呼吸苦
光線過敏反応
けいれ発作
脱力感
浮遊感
体重増加
排尿障害
もうろう状態
自殺意図
肝炎
物が二重に見える
脱毛症
舌の運動障害
記憶障害
歩行異常
異常発汗
協調運動異常
筋緊張~
眼球冷感
抑制欠如
・・・意味わからん。。。
もう無茶苦茶だ。。なんかヤバそうなのコッソリ混じってるし。。。
全部書いたら100は超える副作用なので、これでほんの一部です。
もうね、
病気だから薬を飲むのか、
薬で病気になってるのかわかんなくなる。。。
こんだけものすごい数の副作用書かれたら、もうどんな病気に
なっても、パニック発作のせいなのか@@;?って思えて来る。。
精神科に限ってのみ身体障害者になった事で、
医療費はタダになったせいか、それ以来バンバン薬を出してくる。。
何が効いてて、何が合わないかすらもわからない。
なにしろ、MAXの時は1日に23錠も飲まされていたので、
どの薬が身体にあってるのかあって無いのかわかんない。。。
病気で体調が悪いのか、薬の副作用で体調が悪いのか?
その辺もなにがなんだか混乱もしてくる。。。
しいて言えば、どちらにせよ、体調は毎日極悪だ。
通院して、医者に「どうですか?」と聞かれても、
正直「こんだけ薬浸けでどうなるんですか?」と聞き返したいくらいだ。
大抵の毎日はぼ~としながら送るだけの生活が多くなった。
食欲も気力もない。。強制的な薬での無気力状態も多かった。
寝る事すらわずらわしいが、睡眠薬を4錠も指示されてるので
それで無理矢理寝た。そして悪夢というか、異常夢を見るようになった。
正直ね、、、あまり考えたくないけど、、、
精神疾患の人間はこうやって自殺しちゃうんだろうな~って思った。。
寝れば悪夢・起きれば無力。
無力って、簡単に言うけど、
「今日はなんもしたくないな」
って、レベルじゃない。。。
動きたくない・何もしたくない・何も考えたくない、
=生きていたくない。。。それくらいのレベルになる時もある。
時には生きている存在を自分で否定し始める事もある。。
そし将来を悲観したら、なおさら追いつめられる。。
そこまで追いつめられる事も珍しい病気ではないし、
昔は他人事だったこの病気も、自ら発病してその酷さもよくわかった。
僕の場合、野菜作りで気を紛らわしたが、そうやって何かで
気を紛らわさないと狂死しそうな時もある。
家庭を持ってたり、仕事を持ってたりと、
助けの存在のある人や、守るモノのある患者と、
何もする事も無く一人闘病する患者とでは、気の持ちようはまるで違う。
話は薬の話に戻りますが、病院の薬と言えど、やはり「薬」は怖い。
覚せい剤が0,1gで人格を覚醒して豹変するくらいだから、
病院で処方される薬とはいえ、その真逆の効果もあっておかしくない。
安定剤、安定剤というが、それは強制的に興奮を鎮めるようなもの。
おとなしくしてる事を、安定状態と言ってるだけだ。
なので興奮を抑える代わりに、強烈な無気力が襲う事も普通にある。。
先に述べたように、とんでもないくらい多種な薬を飲まされたわけですが、
はっきり言って、
「特にここ数年でなにも良くなってない!」
だから困る・・・。
別に医師を恨んではいませんが、かといって悪い表現ですが、
「ここ3年、ただの薬モルモットだった。」
飲み残した薬、切り替えられて破棄扱いの指示された薬。
どうだろう、、ポテトチップスの袋10袋くらい、、、
錠で言ったらありとあらゆる薬が1000錠は自宅にある。。。
他人が見たらドン引きだ。。。
「薬局かっww」ってね;;。
正直、
精神科の通院も限界に来てる。。。薬をもらうだけだし。。
言葉は悪いですが、待合所には壊れた患者がいっぱいいる。
叫ぶ患者。つぶやく患者。暴れる患者。視点が定まってない患者。
ひたすら揺れてる人。突然泣き出す人。ずっと奇声を出す人。。
いろいろ見てきた。
自分もそうなるのか?あれは未来の自分なのか?と思うと、
極度の緊張感と妄想で待合い所でこっちも発作が出る。。。
そしてまた紙袋いっぱいの薬を処方される。。
それの繰り返しの毎月の通院だ。
病院の処方薬といえど、正直もうあまり薬は飲みたくない。。。
特に精神を強制的にコントロールする薬は尚更飲みたくない。。
自分が自分じゃないように思えたり、自分とは何ぞや;?と思える。
自分の思う事以上に相手に過激に発言したり、
時には大事な連絡もまったく返信する気になれなかったり、
自分の感情や行動がコントロール出来ないのは、人としてかなり凹む。。。
きっかけもないのに、急にずっとイライラしたり、
深夜に目が覚めて覚醒状態に陥ったり、
強烈な不安と怖さから誰かにメールしてしまい、
それで翌日結局はその行為に後悔したり;;。。。
「なんであんなネガティブな内容のメールを送ってしまったんだろう・・」と。
そう悔むと、結局はまた人づきあいを拒絶する選択を選び出す。
悪循環も良いとこだ。。
他人に迷惑や嫌な思いをさせる・させたと思う事が僕的に一番こたえる。
だから社会的に人とまた接そうとしても、振り出しに戻ってしまう。
社会に出る・外出する・ちょっとした食事会に出る。
その行為は、イコール薬を飲んで行く訳だから、怖くて仕方ない。。
(余計な作用や副作用が出ませんように・・・)
そう願って参加や外出をする。
病気の事も隠して行ってるので、健常者として振る舞うのに、
かなりの緊張感と苦痛が伴う。。。
「あっ。」
って、来る時は大抵わかる。
食事会ならトイレに行ってさらに薬を飲むとか、
大事な話の最中なら、アザが出来るくらい足をつねって気を紛らわす。。
我ながら、そんな外出によく耐えてると思うよ・・・^^;。
一人で闘うべき病気ではないと思うけど、他人を巻き込むのもツライ。
なので、結局は一人通院しながらの医者頼み。
そして医者は薬頼み・・・。
なので、まとめてしまえば一人でひたすら薬を飲み続けるだけになる。
薬物頼みの治療法、ちょっともう勘弁してほしい頃になってきた。。
上記に書いた強烈な副作用は、発症率も一応低く、
毎回全部・全員に常に出る訳じゃないですが、あんだけ副作用の
種類があれば何かしらは出てる事ははっきり実感出来ます。
特に「欲」に関しては顕著だ。
食欲・睡眠欲・性欲・行動欲。。。
ふと考えれば、これらが無くなってる事に気づく。
TVで御馳走見ても、食べたいとも思わない。
深夜になっても寝たいとも思わない。
Hなビデオ見ても何とも思わない。。。
「あれ?」って思った時には、それがもう当たり前になってた。
薬の効果よりも、副作用のほうが勝ってんじゃないか??ってね。。
まあ、
そう医者に相談したら、また薬が変えられただけですけどね・・・。
どんな病気、どんなきっかけ、何の薬にせよ、
「薬は怖いですよ・・・」
何かを治す以上、身体の何かしらを犠牲にするものですから・・・。
市販薬はしょせん市販薬、誰でも買えるレベルの副作用。
処方箋あっての薬は、やはりリスクが大きい。
ピタっと、
薬飲むのやめてみようかしら。。。
そしたらどうなるんだろう・・・ね^^;?。
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コメント
コメント一覧 (4件)
記事とは関係ないですが、かなり感心させられました。
コメントに関するこばじろうさんの対応に。
私は勝手に友達感覚でコメントしていますが、
中には急なコメントや、良く意味のわからないコメントもあるとは思ってましたが、全部真摯に対応してるんですね。自分なら訳わからないコメントはきっと無視しちゃうと思います。
記事ではジョークを混ぜながら興味深い記事を書いててすごいなあ~と思いますが、コメントには別人みたいに凄く真面目に答えてるのがいまさらですが驚きました!
気疲れしないように、無理しないように、これからもいろんな記事を楽しみにしています^^
>Airさん
そうかなあ^^;。自分ではあんま意識してませんが・・・。
もちろん、露骨な中傷コメとかは無視しますよw
まあ、なんて答えたらいいのかわからないコメもたまにありますが;
まだ記事を読んでコメントもらえるだけありがたいと思わなきゃって思っています^^。
いつかコメの対応が対応しきれないくらいのビッグブログに成りますように_(._.)_(キツイか(笑
こんばんは。
すごい沢山の薬ですね。そんなに何種類も処方されるとは驚きました><
あと副作用もとってもつらそうですね
すごい副作用の内容が普通に書かれてるし。
自分だったらそんだけ薬飲まされて理性を保っていられるか自信がないです><
>ゆみこさん
理性・・・正直保てないですよw
薬>理性が乱れる>乱れた理性をさらに薬で押さえ付ける。自分の場合、これで踏ん張ってるというか、それでも危なそうな時は睡眠薬で押さえ付けて自分を寝かせています。
闘病というか、格闘に近い日もあります。相手は自分だから困りますけどね;;
どんな病気のどんな薬にしろ、薬物は薬物ですからね^^;飲まずに済むに越した事は無いという事は身にしみて感じました。