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ジャガイモ栽培あれこれ実験

 とある方法でいきなり栽培成功することは素晴らしい事ですが、

それがたまたまなのか?もし違うやり方をしたらどうなるのか?

 普通はあえてそんなリスクを選ぶ必要はありませんが、

それを知ることに損は無いし、(いや、失敗したら損害はあるかな;)

時には自分の目で、また自らで体験する意味は大きいと思います。

 昨年、

半信半疑でジャガイモを偏った方法で栽培しました。

ジャガイモをマルチで栽培するのが、まず初体験で、

「土寄せはどうするのか?しなくていいのか?」

「追肥は?その後の管理は?」

 マニュアル通りのジャガイモ栽培法からでは、とても

不安要素が多く、とっても不安でした。

しかしこれが

「結果は問題なく大成功だった」

ただそれがたまたま圃場が良かったのか、偶然なのか、

それはわからない。

まあ、そこまで神経質に考える必要もないですが、

好奇心、探求心を持つことは良い事だと思ってる。

そしてわからないのなら自分で実験して比べるしかない。

 という事で、あえて成功した昨年のマルチ栽培を無視し、

今年はNOマルチで、よくある家庭菜園マニュアルに載ってるような

やり方で栽培してみました。

(昨年の栽培に関しては過去記事をご参照ください)

 今年からは農家になってしまったので、正直ノルマもあり、

冒険してる場合じゃないですが、

考える事、悩む事、試す事、そして学ぶ事は今の僕には必要だ。

 特殊マルチ栽培で一年使い、マニュアル栽培でさらに一年使う。

合計2年間での検証月日を使ったわけですが、

これからジャガイモを初めて作る人にとっては、

この記事を読めば2年分時間を費やさず参考に

なればと・・・、願いたい。。。

 結論から行きましょうかw

「ジャガイモは昨年に軍配が上がりました

ハイ・・・、今年は余計な事をしてしまった感がタップリで、

惨敗・・・。

 大まかで言えば、マルチ&基肥一発の昨年のやり方が

やっぱよかった;;。

 マルチは最初が少し大変だけどね。

高畝作って、マルチを張り、発芽をしっかり観察し、

マルチに穴をあけたり(最初からあけておく人もいます)を

しないといけない。

 しかし作業はここで終了する。

ちょちょっと芽かきはありますが、後は収穫まで放任でいける。

マルチ効果で収穫も少し早く、販売目的なら高値で早出しが出来る。

ネキリムシの侵入、雑草も最小限に抑えれるし、

収穫時はマルチを剥がせば土はフカフカなので、芋ほりもしやすい。

 一方、マルチ無し前提で植えつけた場合。

土寄せ・追肥が必須。

土寄せも葉が埋もれないように丁寧にしないといけないし、

初期生育がジワジワなので、ネキリムシにガンガンやられる。

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 収穫時も固まった土壌を掘り起こすので、作業がキツイ;。

雑草も生えるので、それ自体大変だが、雑草が害虫も呼ぶ。

本来ならこれがノーマルな栽培方法なのだろうけど、

作付け規模を上げると結構これはしんどいw

 
雑草もまあ、それはそれはモリモリだった><;。

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それに、特に今年は高温・干ばつ続きで生育自体が全体的に

さらにひどく、また枯死する株も多かった。

短期作物なので、最初にマルチに水分を閉じ込めていれば、

渇水対策には事足りてたなと思います。

 そして地温の安定で、奇形も防げたし、害虫に芋をかじられる

確率もグンと減っていたはず・・・。・・・はず。。

 マルチ以外で試したのは「石灰」
 
昨年は一切の石灰を施さない極端方法で、これが意外にバッチリでした。

今年も入れないつもりでしたが、圃場が変わり、

少々酸性にビビっていたので、アルカリ緩めの「カキガラ石灰」を投入。

・・・ハイ!これすら裏目に出ました;;。。。

カキガラくらいなら悪影響は少ないだろうと、舐めてました。。

特に父が前作でキュウリなどをやってた場所はモロに悪影響。。

「そうか病」です。

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 味に問題は無いけど、病気は病気。

こうも石灰に敏感だとは思いませんでした;;。。

 こうして今年のジャガイモはあらゆる要因とトラブルで

グダグダになってしまい、

芋は小さく、害虫による傷物もあり、あげく前回お伝えしたように

セクハラすぎる奇形攻め・・・。

一見些細な変更点に見えて、昨年の4倍も作付けたのに、

その収穫量は昨年と同等、もしくは若干下回るほどになりました;;。

(奇形・虫食いを除く、出荷出来る総収量です)

とまあ、 

こういう実験をした人の文献が見当たらなかったので、

2年を使って自分で試してみましたわけですが、

毎年毎年、環境の変わる野菜作りなので、一概には言えませんが、

「マルチを張る」

「元肥硫安一発」

「堆肥を投入してる圃場はダイアジノンくらいは散布」

「石灰はよっっっぽどの事が無い限り撒く必要無い」

これが自分の中で出した結論。来年はさすがに実験とかやっとれん;;。

ま。高い授業料になりましたが。。

自分で経験するって大事な事ね。

誰かしら、何かしらの参考になればと思い、

そんな自由研究な記事でした。

↓オマケ。
 ネキリムシが相当気に入らないらしく、毎日捕殺し続けた父。。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • じゃがいもはあまり意識の中にないですが、マルチ栽培がいい(よかった)というブログ記事は時々見かけますね。

    ところで、栽培法は、同時に複数テストした方がよくないですか? 時間のこともありますが、その方が天候や土壌の条件がほぼ同じにできるので。

  • >H2さん
    栽培法のあれこれの実験は、今ではもう余裕的にほとんどやってないんですけどね^^;。
    ただ今年は本来の作業が出来ず、結果的に本意じゃない栽培法になってしまった箇所が多いのでそれをまとめた感じですかね^^。

  • おはようございます♪はじめまして、最近家庭菜園から市民農園に移ったものです^^

    ブログ最近見始めて色々と成功、失敗書かれていて勉強になります(楽しんでみています)

    これからもちょくちょく拝見させていただきますのでがんばってください♪

  • 知合いが超浅植え方法してますよ。
    種芋を埋めないので収穫が芋拾いになるみたいです。

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