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逃した雨は非常に痛い><;。

 農業に限らず、

「このタイミングでこれをして、ああすれば上手くいく」

という、自分の立てた計画が、実行出来ずに終わり、

案の定、それをやっておけばすべてが大正解だったと後悔する事は

農業に限らず非常に落ち込む・・・。

 「5月10日に雨が降る」

 たったこの些細な天気予報一つが大きな意味と計画を持つ。

 それは僕にとって、農業にとって絶好のタイミングだった。

マルチ栽培が絡む夏野菜。特にオクラとシカクマメ。

 これのこの地域・自分のベストの播種時期は5月10~15日。

それより早くても遅くてもダメ。

そんな計画の僕にとって5月10日の雨の意味は大きかった。

 あまり早く畝を作ってはダメ。固くなるから。

つまり、

マルチ栽培の場合、

一気に畝を作り、そして雨ですぐさま十分水分を確保し、

その後すぐにマルチを張り、ガッツリ水分を閉じ込める。

 5月10日直前に畝を作り、10日の雨を受け、マルチで閉じ込めれば

15日までには播種が完了する。

これが最高の計画だった。

しかし、

 連休での突然の体調悪化&寝たきり;;。。。

早く作業しないと雨が、、10日が来てしまう;;雨が来てしまう・・・と、

そんな苦悩のまま、身体が動かない><;。

「行かなければ、、、畑に行って鍬を持たなければ・・・」

そんな思いもむなしく、畑仕事どころかフラフラの満身創痍となり、

結局は病院送り・・・。

 機械化ではない僕の農業では、畝作り、マルチ張りが、

一年を通して最も過酷な作業。

「コツコツ準備」ではダメで、一気にありったけの体力とエネルギーを

短期間で放出しないといけない。。。

ロープを張って、鍬一本でこれをやる。

予定では

2条畝18mx8本。

2条畝20mx3本。

1条畝35mx4本。

 総延長、約350mの畝。両サイドに鍬を入れるので700m。

しかも高畝なので労力は倍。

鍬一本でこれらまっずぐの畝作り。。かなりキツイ・・・。

画像

これを2~3日で仕上げる必要があったんですが、

点滴まで打たれてドクターストップまでくらったら論外だ。。。

「何故ここで、何故今・・・僕の身体は・・・」

そしてそのまま、、

無常にも5月10日を迎え、手つかずの畑にむなしい雨が予定通り降った。

ベッドに横たわりながら、強い雨音を一日中聞いていた。

 マジ凹み;;;;。

次の雨は、少なくとも1週間以上先。

播種の一週間遅れは、後々の収穫期には、1ヶ月遅れに匹敵する。

 それが身に染みてわかっていたからこそ、

這いつくばってでも完了したかった

 それでも諦めては元もこうもないので、一週間後に備えるも、

一週間後の雨は雀の涙だった><;。

 結局、、、予定よりも2週間~3週間も遅れる事に・・・;;;;。

いろんな意味で、正式な農家になって一年目。

前途多難だ。。。。。

 会社や組織なら、自分が休んでも代理や代打がいるが、

一人農業には休んだ分はそのままその後に自分に返ってくる。

そこがツライ所・・・。

 でも泣き言は言ってられないね。。。

給付金をもらう権利を得た以上、農家になった以上、

是が非でも軌道修正して結果を出さないと・・・。

 頼むから今は動いてくれ・・・この身体・・・。
 

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