うちの畑は平野部ではなく、山間部なので、段差等があり、
これが面倒なことに区画としては9区画にも分かれている。
その1つ1つの区画の土質、山による日当たり環境などが、
すべて違うという厄介な畑たち。。。
土壌や水はけ、広さ、日当たりを考えつつ、さらに輪作を考えないと
いけないから作付け計画も結構大変。
夏野菜メインの、主にマメ科ナス科が主力になる僕の計画上、
1区画が余った。
余ったというより連作関係で、今年はそこに主要作物が植えれない。
そこは赤土土壌で、南が崖的な感じなので日当たりもいまいち。
「う~~ん、、何がいいかなあ~」と、
頭の中でちっちゃいこばじろう10人くらいで会議した結果、
「ショウガだな・・・」
という事になった。
日陰に強く、乾燥に弱いショウガなら、重い赤土は適してると判断。
でもね、
ショウガって、事、直売に関しては儲からない。
もちろん、本格的な大規模ショウガ農家は別だけどね。
収穫ピーク時には店頭にモッサリ出るからだ。
しかもバクバク食べるものじゃないので、回転が悪い上に、
洗浄の手間もかかり、葉ショウガなんて日持ちも悪い。
そして連作障害の強さもトップクラスなので、輪作計画も難しい。
ショウガで儲けるには、大ショウガかなあ。
しかもそれを収穫してすぐに出荷するのではなく、
保管して(寝かせて)味を良くさせ、順々に出荷していく。
ただし、ショウガは常温保存。
それ相応の蔵とか、専用倉庫とか、
昔で言ったら「芋蔵」みたいな保管場所が必要なので、
自家消費レベル以上の大量栽培だとそう簡単には無理。
当然、うちの家にはそんな蔵もない、専用倉庫も無い、
オラの村には電気が無い!。いや、電気はある・・・。
しかーし、
芋蔵があるのだ。
芋蔵というのは建物ではなく、「穴」です。
このとある汚い物置。
よく見ると下に板があるでしょ?
これを外すと、、、
こんな具合に深さ2m以上のでっけー穴が空いている。
これが芋蔵。
むか~~しの人はこうやって、ここに土やらモミガラとかを入れて
サツマイモやショウガを常温を保って保存してたのです。
もちろん知恵袋の亡きうちのじいちゃんが昔掘ったもの。
「僕は幼いころ、この穴は防空壕かと思っていた・・・」
という事で、じゃあショウガを作ってここに保管しつつ出荷する?
「答えはNO!!」
僕の狙いは別にある。
それは「種ショウガとしての販売」
直売所の苗売り場も、4月になればたくさん種ショウガが出回る。
しかし、昨年のリサーチでは、「大ショウガ」の種はかなり少なかった。
これに目を付けた。
小ショウガはいっぱいあるのに、それに比べ大ショウガの種の出荷は
圧倒的に少ない。
理由はわからないけど、まあ小ショウガは葉ショウガとしても食べれるし
薬味としても使えるからかな?あと大ショウガは種高いからね。
でも、すりおろすなら大ショウガがいい。
小ショウガなんてするのが大変だし、大ショウガならガリとしても使える。
つまり、需要自体はちゃんとあるのだ。
作りたい人もきっといるはず。=たぶん売れるはず。
もともとショウガ作りは父の領域で、僕はノータッチでしたが、
今年はちょっと僕の判断と計画に合わせてもらう。
ってことで、
家に保管してあった小ショウガは、今年種としてすべて売却。
すべてを大ショウガに切り替え今年植えつけです。
でもたぶんやるのは今年だけね。
だって今から育てて、売るのは1年後よ;;。
それまでに腐らない保障もないし、ちょっと気の長い話だしね。
まあ、今年たまたまショウガに合った圃場が偶然空いたのと、
手間のかかる野菜はこれ以上増やせないのと、
あとは事前のリサーチで売れそうだと思ったという、いろんな事情が
重なっただけなので。。。
栽培過程や方法はまた後日。
これから植える人もいると思うので、早めに書こうと思います。
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コメント
コメント一覧 (2件)
種ショウガって本当に高いですよね。
それを買って慎重に育ててるのに
芽がでないわ育たないわで、精神衛生上良くないですよww
今年こそ成功させたいものです。
(ショウガの記事を楽しみに待ってます!)
>家庭菜園家さん
ショウガ、、たしかにいろんな意味で面倒です。。
ただ作るなら簡単ですが、採算の合う作り方は本当にギリギリラインでの勝負です。。
そのギリギリラインで今回やってますが、成功するかはわかりませんが近いうちに近況報告しますね^^;