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夏の直売出荷、売上明細書(野菜別)

 家庭菜園から、もう一歩先に踏み出した野菜作りの

楽しみでもある直売所への出荷。

 私のようにプロの農家でもない人で、やはり直売所出荷に

興味を持ってる方も多いかと思います。

そこで、

11月になったらまとめようとコツコツデータを取ってきたこの記事。

「ぶっちゃけ、売上とかいくらになった??」

と聞かれるであろう今回のお話>v<;

 まあ、あまりこういった記事を書いてる人はいないでしょうが、

読む人からしてみれば、「何が良く売れた?」「いくらになった?」

などなど、正直一番気になる箇所かもw

 まず最初に基本情報。

出荷用栽培畑の規模は約350坪。

期間は夏野菜出荷の6~10月の5か月間。

 メインとなる生産物は大きく分けて3つです。

1つ目は単発野菜(一回収穫して終わる野菜)

・トウモロコシ
・枝豆
・黄金ニンジン

そして2つ目が長期物野菜(継続的に収穫する野菜)

・シカクマメ
・赤オクラ
・白ナス
・パプリカ(栽培記事は後日・・・)
・白きゅうり

 苗物はオマケとして、主にメインとなった上記8種の野菜の、

「栽培株数」「出荷数」そして「売上金」を公開~。

*出荷数は袋単位ですと、相場の変動もありますし、
 1袋で1~3本など随時調整とかなりますので、実際出荷した
 「野菜そのものの個数(本数)」になります。
 ナスの出荷数30ならナス30本となります。

        

            株数    出荷数    売上

トウモロコシ  約220本   179本  22750円

枝豆       約160株   114株  12500円

黄金ニンジン 約900本   576本  22960円

シカクマメ     120株 12001本 128070円  

赤オクラ      120株  3988本  57520円

白ナス        44株   812本  41770円

パプリカ       36株     258個  30150円

白きゅうり      44株   317本     12080円

 とまあ、ザッとこんな感じw(出荷個数メモ取るのしんどかった;;)

 せっかくですので野菜ごとの一口捕捉ですが、

トウモロコシ=虫食い等で出荷見送り多し><;
         1株1本採りなので、高コスト低価格・・・。

枝豆=こちらも出荷の手間がかかる割に低価格。

黄金ニンジン=予期せぬ青臭みが出る生理現象で途中で出荷辞め;

シカクマメ=かなりの爆発力と手ごたえ有り。ただし鮮度落ちが
        相当早いので、収穫=即袋詰めが時間勝負。
        あと毎日チェックのため、夏の間休みなしになる><;

赤オクラ=需要が安定しているが、オクラは生産者が多いので、
       価格競争に巻き込まれるのは必至w
       薄利多売野菜勝負。

白ナス=珍しさで紫ナスとの差別化勝負になってくる。
      さらにナスはピーク時に生産数が需要を上回るので、
      紫ナスの相場の大波に豪快に巻き込まれる・・・。

パプリカ=もっとも高単価が期待出来る野菜。しかし露地では
       病気、害虫などかなりのリスク多し><;
       針の穴程度の穴でも、内部に害虫混入可能性ありなど、
       出荷出来る品質を確保するのが極めて難しかった。。

白きゅうり=こちらも価格競争に巻き込まれたが、白ナスよりも
        味に個性がわりとあるのでリピートは見込めた。
        しかし、そこまで浸透するまで身がもたず途中断念;
        あと、色が気持ち悪いって言われる(爆;。。

 こんなとこでしょうか^^;。

ちなみに、上記の野菜ごとの「売り上げ」を「栽培株数」で

割ると株単価の売り上げが出ますし、

「出荷数」を「栽培株数」で割れば1株当たりの収穫量が出ます。

 例えば赤オクラ、売上57520円÷120株、

=1株あたりの売上479円、となり、

3988本÷120株=1株当たり33本収穫、となります。

こういう角度から数字を見てみるのも面白いですね

画像

私が見てみたかったデータは、

「1株からどれだけ収穫出来たか?」ではなく、

「どれだけ実際出荷可能までいけたか!?」

かなあ。。。

 100本植えれば100本出荷出来る訳ではないですし、

さらに収穫してもそのすべてが売り物になるとは限りません^^;

 
 特に単発物は、収穫時も品質の良しあしも揃ってしまうので、

なにか問題があったりすると、まとめて大量ロスの怖さがあると

身にしみて感じました><;。

 一方、長期物は多少軌道修正が可能ですが、単価が安く、

ある一定数の収穫・出荷からいかにその先長く収穫するかが

勝負になってくるので、そこまた別の課題ですね

 こうやって、自分の野菜栽培に伴ういろんなメモ・数字を

記録しておくと色々役に立てる事が出てきます^^。(面倒ですが;)

 各野菜の1株当たりの売上が出れば、そこからさらに

種代、苗代、肥代など原価を引いていくと、

おのずとその野菜・品目の具体的なポテンシャルが見えて来、

来季販売に向けての可能性と問題点が見えてきます。

 あとは変わった品種でも、他に生産者が居なかったか?

来年は出てきそうか?なども大きな要素かと思います。

 「実体験にまさる資料はないですしね

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • お疲れ様でした…やっぱり甘くないなぁ、と思いました。近所に無いけど道の駅に憧れてたんだけど(>_<)   もうちょっと作る野菜を種類増やして、沢山は出荷できないけど色んな種類で1種類全滅とかのリスクに対応出来るようにしたらだめですかね? ディルとか良かったら端っこで作ってみて下さい、美味しいですよ。

  • >しろぱんさん
    この夏思ったのが、品種でのリスク分散よりも時期の分散がかなり大きいと思いました。
    もちろん可能性の高い品種の分散も大きな存在でした。
    青ナスの撤退を白ナスで多少補えましたし^^;

    そしてなぜか、未だに露地で白ナスぶら下がっております・・・。

  • はじめまして。
    趣味で野菜の多品目栽培(の経営面)について勉強していまして、1株あたり何個・本くらい(売り物になるものが)採れるか、のデータを探してこちらにたどり着きました。とても興味深いですね。
    同じ品目でも品種によって数倍の違いがあったりすることもあるようですが(もちろん栽培方法でも)、あまりまとまったデータを見かけないです。経営の観点からはとても重要なはずなのに。
    シカクマメ、自分も数年前に種を買って実家の母に作ってもらったり、他にも変わった品種の種を買っては送っています。
    体調がよろしくないこともあるとのことで少々心配ですが、無理せず元気に栽培されることを祈っています。ブログ、ときどき覗かせてもらいますね。

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