品種によって多々ありますが、僕は雌穂が現れてから約3週間後を
収穫目安にしております。
・・・で、
気になるのはやはり害虫チェックw
もちろん相手は「アワノメイガ」さんです><;。
ここで少し、収穫から巻き戻して、この害虫を探す僕なりのまとめ。
アワノメイガが初襲来してくる場所はとにかく雄穂。
農薬付けでなく、普通に栽培していれば良く見られる光景↓
もしも雄穂がこうなったら、すでにアワノさんは茎に侵入しています。
栽培株数が多ければ、このような雄穂はバッサリ切ってかまいません。
むしろ茎内で止まっている状態ならまだマシです><;
トウモロコシは他株の花粉で受粉するので、自前の花粉は要りません。
アワノさんが茎に侵入してる場合、バッサリ切るとこういう感じ。
中が空洞です。
つまり極端な話、侵入部から細かい単位で茎を下に探していけば、
どっかで見つける事が出来ますw。
表現は気持ち悪いですが、慣れてくると勘でハサミを入れると、
アワノさんごとバッサリ切断できる事が多くなります^^;。
捕まえて潰すほうが僕は気持ち悪いので、最近はもっぱら
「イモムシは作業で掴む・出す・切る!!」
ちなみに僕は、花粉が切れた雄穂はすべてバッサリ落としていますw
見栄えは悪いですけど、もう雄穂自体に役目がないですし、
さらなるアワノさんを呼びよせる元になってしまうので・・・^^;。
その先を行ったアワノさんはどこへ向かうか。。。
雌穂(果実本体)で、まず最初に侵入しやすいのが、「ヒゲ」。
外皮も葉も無い部分なので、侵入は容易。
よく、直売所などではこの部分をカットしたトウモロコシがあります。
理由はそういう事なのです。
トウモロコシ全体をチェックするのは手間がかかります。
どんだけ農薬をまいても、「万が一害虫がいるかも?」という場合、
生産者・出荷者が真っ先に見るのがココです!
試しに切ってみましょう。。。
ね、アワノさん居ました^^;
っていうか、
「またも勘でアワノさん真っ二つで切ってしまいました><!」
慣れてくると恐ろしいものです・・・;。
その次に被害を受けるのは付け根。
理由はたぶん単純です。
茎内経由で雌穂にたどりつけば、そこは雌穂の付け根だからです。
そして一番厄介なのが、
「雌穂ダイレクトタイプ><;」
茎内経由、ヒゲ経由を無視して、外側から雌穂にたどりつき、
ドリルで開けたように直接雌穂の真横に穴を開けてくるタイプ;
たった穴一つ、たった一匹かもですが、
これが一番最悪なんです
こういう強引な侵入するタイプは、侵入後も激しい;;
上か下が多少やられているなら、そこをカットで出荷できますが、
ど真ん中はさすがにキツイ;;;;;;。
キリで開けた程度の些細な穴ですが、後々中はボロボロ><;
肉眼で良く見かける彼らは体長1~2cmとかですが、
産まれたてはかなり小さい。体長4mmほどで、厚さ?1mmとか
そんなレベルでやっと目で確認出来るくらいなので;;。。
そして果実に侵入した後は、やはり栄養が高いせいか、
その中で見る見る大きくなっていきます;
↑画像はまだいい方ですが、この時点で発見出来ない場合、
芯奥にまで入ってる事が多い。。。
さすがに摘出困難となりますので、
出荷はおろか自家消費するにも、この箇所を完全ブツ切り削除しないと、
あまり言いたくないですが、、、気付かずに、
「虫ごと茹でる事になります・・・」
上画像のように、たった一匹の侵入で傷モノになるトウモロコシは
やっぱり出荷目的の栽培は難しいですね><;
↓裏返せばこんだけ上手く出来たのになあ
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コメント
コメント一覧 (4件)
またもや、勉強になりました。
が…我が家のトウモロコシは
そこまで育つかどうか 頑張ります。
>なつさん
大丈夫です^^。自分で作った野菜はどんな不作でも虫食いでも美味しいはずです^^。
僕も全然栽培ヘタクソですが、植物の生命に向き合うだけで、なにか得るものはあると思います^^
お互い頑張りましょう^^v
すっっっっっっっごく勉強になりました。
>bgちftygrさん
ありがとうございます。
あくまで実体験での記事ですので、間違い等あるかもしれません^^;。
今後ともよろしくお願いします。