白菜まとめ

　１つの作物を作ったら、一通りの栽培経過をまとめておきましょう。

来年、再来年への大事な資料と糧になります。

「白菜まとめ（たけのこ白菜）」

「直蒔きとﾎﾟｯﾄ育苗」

耐えれる範囲の残暑ならやはり直蒔きでしょうか。

白菜は根の再生力が若干弱いので、植え替え作業に弱い。

弱いと言ってもすぐ枯れたりとかではありませんが、成長遅れは必至。

試験的に直蒔きの苗を１つ、別箇所に植え替えてみましたが、

かなりの差が出ました。

　白菜は、播種～生育期にかけて一気に育てるのがベストだと思います。

いかに、結球期、生育後期までをグングン育てるか。

そんなイメージが大事かと思います。

「害虫対策」

遅まきでもない限り、やはり防虫ネットは効果的です。

しかし、問題なのはすでに土中に害虫が潜んでた場合。

あらゆる作物に該当しますが、これが一番怖い＞＜；

虫カゴになってしまいます。

とくにマルチを張った場合。

最初はピンと張ったマルチでも、土が締まって来るにつれ

たるみや浮きが出てきます。すると株元とマルチの間に１ｃｍくらいの

隙間が良く出きてきます。

「これが害虫の出入り口になってしまいます」

夜中に葉を食べ、日中はここからマルチ内に入って休む。

深植えにならない程度で、この隙間は修正が良いかと思います。

特に白菜の主役級の害虫、「ヨトウムシ系」に注意です。

　補殺が難しい場合は、長い目で考えて思い切って農薬を撒きます。

それでもわずか２回程度の散布程度でも、十分効果ありますので。

「肥料・追肥」

液肥でも十分です。

ただ、液肥は施肥作業自体は楽ですが、回数が手間になります。

逆に粒状化成肥料等は、作業がめんどくさいですが、約１回の

追肥で事足りるかと思います。

「潅水」

生育後期は沢山の水分を求めます。

ですが、その頃には外葉も広がり土も若干乾燥しづらく、

夜露も出てきます。

水分の吸収量も多いですが、蓄積量も多いので、過剰な潅水のほうが

むしろ病気になります。

そう簡単には枯れるような作物では無いので、

「一度にたっぷり！」

がやはり効果的。

私は液肥栽培でしたので、潅水と兼用作業でしたが、

ほとんど雨が無い時期でも、週に１回の潅水で十分でした。

「収穫」

意外にも、ささいな要因で、同時期・同環境の白菜でも

収穫期はずれ込み、バラ付きがみられます。

　硬く締まって無い、などの白菜は無理に他と合わせて収穫せずに、

数日様子を見ても良いかと思います。

　生育後期は、「急なポカポカ日より」「急な大雨」

これで急激に様子が変わる事もあるので、特に注意しましょう。

（収穫直前の大雨はかなり重量が上がります）

「保存と召し上がり」

白菜は中心部に向かうほど甘く、旨味があります。

もったいない気もしますが、外葉は思い切って切り落とすほうが、

白菜としての価値は高いです。

もしも食べるなら、なるべく外葉は加熱調理が良いでしょう。

鍋にしてしまえば、外葉でもなんら問題ありません＾＾。

内側＆根元は甘み・旨味が強いので、漬物に最適。

ただ、「たけのこ白菜」は甘みはありましたが、食感が強いので、

漬物だと少し硬さやスジが気になるような気がしました。

むしろ白い部分は細切りでサラダが良かったです。

　保存に関しては濡らさない事。

もしも収穫してから洗った場合、しっかり水気を飛ばしてから保存します。

新聞紙でくるむ場合でも新聞紙が濡れてたり、濡れるようではｘ。

そして出来るだけ立てて保存が尚良いです。

　
　今年よりも来年、再来年と良い白菜が出来るように・・・。

＊ｵﾏｹ↓

「初期の段階で芯をやられると結球不具合でこうなります＞＜；。」

中心がずれ、１株であちこち結球する、、いわゆる「結球バカ」です・・・・

↓おかげさまで、なんとか直売所デビューまでこぎ着けました＾＾；。
　まだまだ素人ですが温かい目で見守ってくださいませm（_ _)m
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