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うさぎを飼おう(高齢うさぎ番外)

 昨年、編集途中で書きかけの記事だったんですが、

その間にうちのウサギさんも亡くなってしまい、保留にしていた記事です。

 亡くなってから、励ましのメッセージを送ってくれた方。

この場を借りてお礼を申しあげますm(___)m

ただ、亡くなってから匿名の中傷メールなどもありまして、

うさぎの事に関してはもうそっとしておいて今後UPしないでおくつもりでした。

 今回の記事は以前の高齢記事に関して、質問等が多かったため、

参考になるかわかりませんが、番外として掲載させて頂きます。

 尚、記事の内容は昨年10月の救急で搬送した時の獣医さんの意見

をもとに作成してありますので、あらかじめご了承ください。

以下、「高齢と寿命についての追記」

 雑誌等飼育本などに、高齢ウサギの状態変化などが

記載されていますが、あくまで一般的な内容で実際は何が

起こるかわかりません。

第一、これからペットを飼おう!という本なのに、余り亡くなる事に関して

やたら細かく書く飼育本があったら、読んでてネガティブになるから;;

 高齢で亡くなるのにはいろんな理由がありますが、文献をあさって

書いてもアレですので、実際飼育して来たわが家のウサギで

獣医さんから教えてもらった事を具体的に紹介します。

 わが家のウサギは、癌や怪我などの特別な病気では

ありませんでしたので、ごく一般に高齢に伴う老衰症状でした。

ですから、どなたの家のウサギも高齢になれば起こりうる事だと思います。

少し痛々しく見えるかも知れませんが、大事なウサギが高齢に向かって

いるのであれば、飼い主として心構えしといた方が良いかもです。

「筋力・筋肉量の低下」

 早速ですが、

下記の画像は昨年10月(11歳)の時のレントゲン検査のものです

画像

コピーですので、少し見にくいですがずいぶん筋肉と脂肪が落ちていました。
(当たり前ですが、レントゲンですので体毛は写ってませんので、
 実際はこの周りに長さ3~4cmほどの毛で覆われてます)

 高齢に伴い、大きく変化が出てくる筋肉は真ん中上部を左右に走る

背骨の上の筋肉。この画像では背骨の幅と同じくらいの薄さです;。

高齢になるとウサギを撫でると背骨が出ているのがわかります。

背骨が出ているというより、背骨周りの筋肉が無くなっているという

感じでしょうか。

 ウサギは移動する時に、体を伸ばし、縮めたりして動きますので、

ここの筋肉はとても大事。それに比べて後ろ脚の筋肉は残っています。

後ろ脚の筋肉は残っているのに、この背骨周りの背筋?が衰えると

跳ねた時にバランスが取れなくなります。足の力だけで飛ぶような

ものですので、横移動は気づきにくいですが、段差など、

上に飛ぶ行為は、背筋無しではとても無理になります。

無理というか危険です!脚力は残っているから多少の段差は

飛ぼうとしてしまい、その結果胴体が付いていかず、ぶつかって

落ちたり、転倒したりして、最悪簡単に骨折する事もあるそうです。

なので段差のあるケージは禁物です。

 背筋量の減少に伴い、前脚の筋肉もグッと落ちます。

前脚で上半身を支える事も困難となっていきますので、

丸まって寝る時も、アゴを直接地面にのせて寝るようになっていました。

 ちなみに食欲あり、常に食事も運動もしっかり取って来ている状態で

この11年でここまで筋肉量が落ちていきました。

「歯と歯ぐきの老化」

ウサギの歯は全部で28本。切歯が上に2重で4本、下に2本あります。

うちのウサギは6~7歳頃、手前の上切歯1本が以前抜け落ちました。

 よく、「不正咬合」というのを聞くかと思います

咬みあわせが悪くなったり、一部の歯が伸びたりなど。。。

しかし、老衰してくるとそれとは違う、別の症状が出る可能があります。

この画像ではわかりにくいのですが、アゴ・歯ぐきの老化に伴い、

「歯の根元が掘り下がって行くのです」

これは予期していませんでした。

 画像の頭部の部分。ちょうど真ん中辺りに白い塊が見えるでしょうか?

これが奥歯なんです。

何がおかしいかというと、「根元が奥過ぎる」のです。

歯ぐきが弱くなり、そこに咬む力が常に加わっていくことで、

例えるなら、打ちつけてある杭の土台が柔らかくなり、杭が

地中に埋まって行くような症状。歯の付け根が奥へいくんです。

 歯の根元、生え際がすでに脳のすぐそこまで来ています。

獣医さん曰く、出てる部分の歯より、見えてない部分の歯による

脳障害の急死は多いそうです。

ただ、歯ぐきが老化に伴って

こうなっていったので、入れ歯などが出来る人間と違い

どうしようもないとの事;

前歯1本抜けた分、奥歯に負担が多めにかかったのかもしれません。

 ウサギの歯は、目と脳と非常に近いので、この事例以外でも、

奥歯が原因で視神経に異常が出て、涙、目やに等が出たり、

最悪脳神経を圧迫して急死なども多いそうです。。。

「避妊・去勢・寿命」

 わが家のオスは去勢しませんでした。

初めてのウサギでしたので、全く考えてもいませんでした。

繁殖させないのであれば、去勢はおススメです。

もちろん麻酔や手術などの不安もあるかと思いますが、

事前にしっかり診断や麻酔テストなどをしっかりやってくれる病院であれば

手術した際の危険度は1~3%あるか無いかだったと思います。

ただ、遅くても~2歳くらいまでに手術した方がいいです。

これは先生から聞いたのですが、

「避妊・去勢をしたほうが長生きする可能性が高い」そうです。

オスはとにかく発情しますので、去勢によって気性やらもおとなしくなり、

興奮なども抑えれる事により健康状態が安定しやすい。

メスは、高齢になるとかかりやすいと言われる、子宮ガンを

予防する事が出来ます。

 うちのウサギを初めて地元の獣医さんに見せた時、

11歳まで生きているなら、ならてっきり去勢してあるかと

思ったと言ってくれました^^;ホントよく長生きしてくれました><

 余談ですが、オスのほうが、メスより平均寿命が1~2年長いです。

詳しい理由はちょと忘れましたが、やっぱり子宮関係の病気などが

高齢になるとかなり出やすいとか・・・。

 これくらいでしょうか。

亡くなったウサギを思いだすような記事の再UPは、正直悩みましたが、

がんばって長生きしてくれましたので、その生涯が

これから生きていくみなさんのウサギさんが高齢になった時、

少しでもお役に立てたらと願ってます。

 

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ウサギが食欲不振かと思っていたんですが、先ほど餌を噛みにくいような素振りをみせていたので、歯かなにか原因があるのかも…と思いました。
    サイトで検索したら、このブログがみつかりました。ありがとうございます。参考にしてみます

  • こんばんは。
    食べにくそうでも、食事を取ろうとする姿勢が見れれば、やっぱり歯やアゴに物理的な要因があるような気がします。一概には言えませんが、体調的な問題ではなさそうなので早めに獣医さんに見てもらえればと思います^^。
     これと違って「食べない」などの、いわゆる「食欲不振」は内蔵傷害等、あらゆる赤信号に直結しますので御注意を・・・。
    「糞がほとんど出ない」「糞の色・形がおかしい」などは、個人で出来る範囲の大切な病気チェックの目安になります。
     余談ですが、些細な事でエサの好みもいつの間にか変わる事も多々あります。
    硬いものが食べづらくなったり、逆に柔らかいものが食べづらくなったりと。。
    うさぎのエサの好みは個体差、年齢差でかなり曖昧ですので、定期的に御飼いのうさぎのエサの種類や好みもチェックされるのも良いかと思います。
     早く元気になられますように^^*

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