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カブトムシと腐葉土と牛フン

 カブトムシ飼育も、最近ではあらゆる飼育用品が売っており、

僕の子供の頃とはずいぶん変わりました^^;。

 僕が小さい頃は、近くの竹やぶや雑木林から幼虫を掘って来て、

火鉢のような入れモノにその場の土を入れてそのまま羽化。

そして近所の材木屋からおがくずをもらって来て

それで成虫飼育。

餌は主にスイカw。たまに「昆虫の蜜」とかいうエサ・・。

 幼虫が生まれても最後までそのままおがくずなので、幼虫が何を

食べるのかもわからずじまいで餌も無く結局幼虫は死んでしまうの

毎年繰り返しでした><;

昆虫マットやゼリーなんて当時売って無かったですからね^^;。。

 こんなカブトムシもその他のペットも然りですが、

今の時代、どんなペットにもやたらと専用フードってありますね。

ドッグフードなんか、犬種や年齢別になってたり、

カブトムシでも、外国産用、国産カブト用マットなどなどw

なんか、便利と言えば便利なんですが、時にそういったものが

はたして信用できる良いのかと思う事もしばしば。。

 なんていうかこう、

「考える事が少なくなってしまうと思います。」

探究心と言うか、研究心というか、

もし、とある子供が、

「カブトムシの幼虫は何を食べてるんだしょうか?」と聞かれ

「専用マット」

「成虫は何を食べてるんでしょうか?」

「ゼリー・・・」

って言ったら、、、なんか何とも言えない気分は僕だけでしょうか;;。

 さてさて本題、

カブトムシをこのような専用~だけで育てず、原始的とまでは

言いませんが、もう少しアナログに戻って幼虫飼育を考える場合、

良く耳にするのが、「腐葉土」と「牛フン」です。

それを仕様するにあたってのお話。

「腐葉土」

腐った葉っぱが土になった物w

これはカブトムシ幼虫に適しています。

そもそも、カブトムシは森林内の土、すなわち腐葉土で育ちます。

葉や木が朽ちて発酵したものが腐葉土ならば、市販で売っている

専用マットも細かさや原料以外の原理はコレと一緒。

 しかし、

森林というのは、表面が葉っぱ、中間が腐葉土、深い場所が土、

などと層が出来ていますし、軽く細かい腐葉土もあれば、

重い土化した腐葉土もあり、その時その時にあった場所やエサを

求めて幼虫達は移動します。

個人的には、

「腐葉土は適していると言うより、可能だと言うくらいでしょうか」

幼虫を育て成虫にさせるのは可もなく不可もなくで、

当然、トラブルも出たり、大型の成虫を目指したりすれば

物足りなくなったりもします。

 市販の腐葉土はエサの一部であり万能ではないと言う事。

 当然のごとく、幼虫は小さい頃は細かな腐葉土を好み、

大きくなれば朽木すら食べてしまいます。

自然界にはこの両方が備わっています。

 
 そして腐葉土の原材料にも問題があります。

カブトムシはクヌギ・コナラといった樹木とその腐葉土を好みます。

売っている腐葉土が何の木から製造されたものかという、難しい事に

なって来てしまいます。。。

針葉樹か広葉樹くらいの表記しかほぼありません^^;。

 腐葉土を使って幼虫を飼育する場合、決定的に不向きなのが

「羽化準備のための蛹室作り。」これが厳しい。。。

ふわふわふかふかしてるので、蛹室が不安定になり、

羽化時奇形・死亡の大きな原因になります。

 自然界でも、いくら枯葉が積もった雑木林でも、地中深くになれば

長年積み重なって堆肥化、土化した硬い層があり、

蛹室を作るにはとても好都合な場所となって、幼虫もそこまで

わざわざ潜って羽化の準備に取り掛かります。

 もしも腐葉土を使うなら、マットの上部層にだけが無難かと思います。

乾燥予防には結構良いですので^^。

 そして牛フン。

成虫が牛フンに誘われて産卵するように、

牛フンは極めてカブトムシを寄せ付けます。

 昆虫というのは極めて不思議というか、賢いもので、、、

産卵する場所とは=そこで子供が育つと言う事を親が把握して

選んでる訳です。つまり

カブトムシが牛フンに寄ってくるのは、そこで育つからです。

 特に呼びよせる理由が「その発酵臭」でもあります。

カブトムシは、ある特定の発酵臭を好みます。

甘い匂いとかでは一概に言えません。

 例えば、成虫の捕獲トラップには焼酎&バナナ、

ビール&黒砂糖などが「発酵臭」が大好物ですが、この話はまた別の

機会に・・・。

 
 ごく一般に言われる牛フンは

「堆肥資材を加えて発酵処理をしたものです」

牛フンでは無く、牛フン堆肥が正解で、

極端に言えば、単なる牛のウンコじゃないのです。

「おお、そう言えば近くで牛を飼ってる人が居ると」

言って牛フンをもらって来ても、

「それはただのウンコですwww」

 牛のウンコにもみ殻、堆肥資材等の物を入れ、

基本半年以上発酵させたものが良い牛フン(堆肥)です。

 まあ、糞そのものだけでも寄ってはくるかもしれませんが、

栄養価が少ないですし、ちゃんと発酵させないと臭い;・・・。

 ちゃんとした牛フン堆肥は、発酵させる段階でおがくず・草・ワラなどを

投入されてるので、栄養価は高く細かく粉砕されてるので幼虫にとっては

食べやすく、かつ蛹室を作るにもほどよい硬さも保てます。

 もし購入する場合は、安っすいようなものがいいw。

作る工程や混ぜてる資材がシンプルだからです。

 畑などで見かける山積みされてるような牛フンは最適。

画像

 業務用で畜産農家から直で購入したようなものなので、

余分な添加物があまり入っていません。そして安い!

 おすそ分けしてもらえそうなら交渉してみましょう^^。

*勝手によその畑から持って行かないようにw

ウンコ泥棒の前科が付きますよw

 とまあ、腐葉土や牛フンなどでも幼虫は育つ!という事ですが、

市販でお金を出してこれらを買うくらいなら、

正直カブトマットを買った方がいい・・・^^;

 あくまで育てることは可能、コストを抑える手段、という範囲で・・・。。

どうしても専用マットではなく、自家製で作りたい・育てたいと言う方は

カブトムシの養殖場のサイトへ・・・・という事になります><;。

 僕も見た事がありますが、クヌギやコナラの木を手に入れ、

それを粉砕し、発酵させ・・・・などなど個人ではかなり厳しいです@;

 結局、素直に専用マット買うのが一番。もしくは牛フンかなあ。。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 単に牛糞といっても、やはり手間というか時間がかかっているんですね。使ったことがないので臭いがキツそうなイメージでしたが、実際はマイルドな香りなのでしょうかw

    今年は暖かくなるのが遅れているようですが、そろそろマット交換の時期が近づいて参りました。冬の間はとにかくいじらず放置ということにしているので、どうなっているのかさっぱりです。全員無事に冬越しできていれば良いのですが…。4月中旬までには見る予定です。

  • >superkabuさん
    牛フンは全く臭みは無いです^^
    牛のウンコと言われなければ気付かないほどです。

    そろそろマット交換ですね。
    まだはっきり分かりませんが、今年はちょっと幼虫の太り具合があまりよろしくなさそうです;;
    寒さのせいかもしれませんね・・・><;

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