秋ナスと言ったら、「更新剪定」
夏の間たくさん実を付け、体力の消耗したナスを、一旦リセット、
&休ませる事でこの季節に栄養の回復したナスをとる事です。
仮にそんな事をしなくても、9月下旬までは夏の延長線での
収穫ナスもあるれる事も当たり前のように多い。
いわば、美味しい秋ナスと夏バテの延長収穫の不出来のナスと、
直売所等ではごちゃまぜであふれかえる事になります^^;。
まあ、一概には言えませんが、この時期のナスでしっかりした形状
で出荷されてくるナスは、夏の生育を一旦止めたりし、
ちゃんとした秋ナスが多いかと思います。
一方、「カサブタ」だらけ、形も奇形の多いナスは、
夏から終始収穫しっぱなしで、すでにもうバテバテのナスが多い。
この2極のナスを見極める消費者も大変ですし、
良質な秋ナスを収穫する側も、「更新剪定」が大切な作業。
で・す・が・・・
「僕は更新剪定」せずに秋ナスを収穫します」
夏の収穫開始から、常に同じように秋ナス収穫まで持っていきます。
その方法は、
「切り戻し収穫法」
要は、更新剪定する一番の理由はそれまで実をつけすぎて、
後半にはナスの株がバテるからです。。
つまりバテさせなければいいと思うんです。
「過剰に枝・葉を伸ばさず、過剰に実を付けない。」
そういう事です。
PCで絵図が書けませんので、少しわかりづらいですが、
簡単にご説明~。
例えば主枝(2本~4本で構いません)に、このように着果したのち
そしたらその先の先端の葉を1枚・2枚残して摘芯します。
(画像はすでに摘芯済)
その後、カギとなるのはこのわき芽。
今、着果して育ってる画面上のナスを収穫した次は、
このわき芽からの収穫にスライドします。
本来は紫ナス等は、花がなるたびに着果するので、
もう少し事前にわき芽を1本に絞ったり出来ますが、白ナスは着果が
不安定なため、このような不規則説明です><;。
どちらも肝心なのは、
「このナスの収穫の仕方」
普通なら、ナスだけチョキンと取って終わりですが、
切る箇所が違います。
「↓このAB地点のどちらかの箇所まで下げて切ります」
これにより、今ナスのなっている主枝が消滅し、今度は
AかBのどちらかのわき芽が主枝の続きとして切りかわります。
そしてその切り替わったわき芽を今度は主枝とし、
実が付いたらこれをまた同じことを繰り返します。
こうすると、その主枝は常に1つか2つづつ実を付ける程度に
常にとどまりますので、ナスの株がバテ無くなります^^。
もちろん、収穫量は若干減る事になりますが、
無理矢理収穫数だけ求めるナスよりも、出来も品質も安定します。
常に切り戻しながら生育させているので、余分な成長に栄養を
回さないようにするのが特徴です。
実際、9月の下旬となれば、もうナス株自体が弱る時期ですが、
我家のナスはこれにより、今尚こんな感じで近隣の農家より
葉も茎も実も、元気な状態です。
ちなみに、
これを極限まで応用し、徹底するような栽培方法をとる農家は、
ハウス栽培による冬・春出荷するプロの農家です。
彼らは8月に苗を植え、1株に常に1個しか着果させないそうです。
一見収穫量も少なく、儲かるの?って思ってしまいますが、
もちろん大規模ハウス栽培なので、その栽培株数はケタ違いw
そしてこの極限的な省エネ栽培で、
「8月~翌6月までと、なんと10ヶ月間もナスの株を維持し、
収穫し続けるそうです!!
1度の収穫が1本としても10ヶ月も収穫し続けるとなれば、
それはそれですごいプロフェッショナルかつ合理的
家庭菜園の延長の僕には、それはマネ出来ませんが、
この「切り戻し収穫栽培」は結構おススメです。
特別な更新剪定もいらないし、収穫と同時に出来る作業で、
常に安定したナスを秋ナスまでコツコツ取れますので、
やってみる価値はあるかと思いますよ
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コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは
確かにファーマズマーケットでは・・・このナス食べられるの??って思うのが売ってますよね
何でもいいから売れたらいい!みたいな考え方の売り方だとお客さん逃げちゃいますよね