流血タヌキ・・・

　肝心の診察結果・・・。

得体の知れない野生動物なので、直接先生が触ったりはしない。

ケージ越しに見て、いろいろ説明されるだけでした。

　
　マイペースでよく話がそれて、しかもよく語る先生なので、

気づくと「これ雑談？」なんて思ったりもする；。。。

結論から言えば、デキモノの考えられる可能性は３つ。

「①悪性腫瘍、いわゆるガン」

「②歯が原因の、、、話が多すぎて忘れた；；」

これはなんか、歯の根元が奥に喰い込んでいく症状らしい。

つまり、見た目は目の下に見えるけど、正確には上の奥歯が

鼻腔のほうへ圧迫して、炎症を起こし表面化したという事。

（あ～～これ、ウサギの時のあれかあ；；；；）

ウサギで経験してるので、かなりこの可能性を思い浮かべた。

しかももしこれらの場合動物本人が痛みを感じてる事がないらしい。

確かにタヌキは食欲もあるし、ウサギの時もそんな感じだった。

これはかなり信憑性と可能性がある。。

「③ただの傷口の炎症・化膿（おできみたいなもんらしい）」

（こんな場所におできって・・・＾＾；）

まあ、

・・・ふむふむと聞いて最後にふと思う。。。

（で？？？結局そのどれなの＠＠；？？）

　なかなか話が進まない院長である・・・。

この３通りの可能性のそれぞれに対処・治療するには

どうしたらいいか？内容は？治療費はいくら？と、

なぜかもう僕が話をまとめ始める。。。

　ざっくり言えば、①②の場合、デキモノをしっかり調べるには、

全身麻酔からの血液検査・細胞採取・切除縫合等で、

３～４万かかるとの事；；。

犬より麻酔やらなにやら難しいから費用がかかるらしい。

（う～～～ん・・・）

こちらが聞いた事には先生はよく答えてくれるんですが、

答え終わると話が止まってします＞＜；

え～～と、

じゃあ、

「抗生物質かなんかで化膿を抑えて、少し様子をみたらどうです？」

↑これ、院長じゃなくて何故か僕が言う＾＾；

「そうしてみましょうか」

↑そして院長がコッチのセリフを言う・・・（笑；）。

なんかちょっとおかしい

まあ、こんな調子なので、こっちから聞きたい事はしっかり聞いておく。

「もし、このデキモノが破裂したらどうしたらいいんですか？」も。

これが意外な事に、院長曰く、破裂して出血したほうが

むしろ良いとの事！。

　膿や血が貯まってるようなら出てしまった方がいいみたい。

むしろこのまま大きくなったり、硬くなったりするほうが、

手術するしかないらしく、悪性腫瘍の可能性も高くなる。

　
　でも見た目、化膿してるような腫れ方ではなく、

黒ずんでいで、硬そうに見える・・・。

院長の説明も、どれかと言えば①②の可能性が高い主旨の説明よりで、

それなりの覚悟を僕に匂わせる発言が多かった

大丈夫かな。。

とりあえず、化膿止めの抗生物質をもらって、一週間様子見。

　
　たぶんきっとデキモノはこのままな気がするなあ～；。

せめてこれ以上大きくなったり、周りまでが化膿しなければ

いいけど・・・。

　１週間で手術どうするか決める方向になりそうね

家に帰り、

ケージから小屋に戻そうと、車のドアを開けると寝てたタヌキが起きる。

「あれあれ？」

「・・・いやいや、このタイミングでデキモノ破裂かい」

（君、、、ほんの１０分前まで獣医に居たやないか）

　画像は痛々しいように見えますが、まあ場所が場所なのでそう見える感じ。

実際はデッカいニキビみたいなもので、

見た目ほどたいしたデキモノじゃないみたい。。

実際当のタヌキ本人は、寝起きらしくウトウトしてる・・・。

痛がる様子も気にする様子もない＾＾；

タヌキ：（ん・・・？なんかどっか引っ掻いた？）程度で寝ぼけ顔ｗ

ﾔﾚﾔﾚ・・・；；

ってか、

「オデキかよっ」

とにかくまあ、今日は、

「そこでそう来るか＞＜！？」的な事だらけの、かなり振りまわされた

タヌキの初通院でした

　ちなみに貯まってた血もキレイに出たらしく、夕方には腫れも引いて

スッキリした様子でした＊まーよかったよかった

↓オマケ「鳴き疲れるタヌキ」

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