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パニック発作物語1話「ある日突然の発作」

 なかなか心の病気、ましてや自分が対象になってしまった事は、

本来なら封じ込めておきたいものです^^;。

しかし僕よりも若い方や、ましてやそれに携わる方の参考になればと、

そしてそれは長い話になるのが必然なので、この度今までとは

全く方向性の違うカテゴリ追加ですが、読んで頂けたら幸いです。

 
 僕は医者でも専門家でもありません。あくまでもこのテーマに関わる

自分と、実際目の当たりにした知人・他人、

そして若くして今はもう居ないあの時理解してあげたかった事。

実体験優先の記事になりますので、誤解誤認等あるかもですが、

あらかじめご了承ください。

 
今の現代、「ストレスの無い生活」とはなかなか難しいものです。

あらゆる精神的な現代病が認知されるようになり、

おかげで病院やお医者さん等で治療出来るようになりました。

しかし一方で、僕が思うには、一般知識として広まった半面、

「病気にかかりやすくなったのでは?」

とも思います。

精神的な病気は精神的な原因から来るものが多い。

「ストレス」「鬱(ウツ)」などという言葉が無かった頃は、

単に疲れや気分が冴えない、程度でやり過ごせていたかも、

と思う事もあります。(すべてがそうではないです)

「病は気から」

これは結構その通りで、人は思いこみによって病気にもなります。

「自分はガンだ!自分はガンだ。」

と思いこんでガンが出来るとは思いませんが、

精神的な病気はそうでもない。

「これはストレスだ、これはストレスだ」と思い続ければ

実際どんどんストレスになり、

「自分は鬱だ、鬱だ」と意識し始めると、本格的な鬱に

落ち行ってしまう事もあります。

 今では精神疾患について、様々な情報があふれています。

そのおかげでいろんな治療も出来るという半面、

その情報をどんどん過剰に受け取っってしまった1人の人間の

精神疾患を引きだすという皮肉も、なんとも切ないものです。

 さて、前置きが長くなりましたが本題です。

僕が初めてパニック発作に遭遇したのは、当時無茶な状況下で

働いてた仕事を辞めてから2、3カ月後。

その仕事がストレスだったのかもしれませんが(後日記載)、

意外にも、

「ストレスのど真ん中の時期じゃなかったという事」

そしてその発作が突然来た場所が、

「なんとパチンコ屋」

 仕事を辞めてから、しばらくはのんびりと思い、

昔よくハマってたパチスロを久々にやり出してました。

(昔はスロプロの時代もあったんですよ^^;)

 
 その頃はもう、一時期のスロット過熱も少し落ち付いており、

僕の行く店は割とガラガラで狭苦しいような場所ではありません。

 最初の異変は「あれ?疲れ目かなあ~」っていう感覚。

グルグル回るスロットといえど、数年前は仕事として、

朝から晩までやってたので、今更目を回すような事も無い。

なのに一瞬、クラっとくる違和感がたまに襲ってくる。

ややこしいですが、

「クラっとする」んじゃなくて、

「クラっとする感覚」が来るんです。

これがすごく伝えづらい・・・。

例えると、

近くを見て、急に遠くを見る。これを急激に何度も繰り返すと、

めまいはしませんが、めまいを起こしそうな感覚に襲われませんか?

そういうはっきりしないけど、そういう不快感なんです。

 目を瞑ったり、遠くを見たりして気を紛らしたり、目を休めたり

してました。

しかしこれが、数日たっても治らないし、軽いといえど急に襲ってくる。

そしてそのうち、

「こういった症状が出る事を意識するようになる」

今思えば、この時点ですでに

「予期不安」

*発作が出るのではないか?というパニック発作の症状の1つです。

意識しても症状が出る訳ではないですが、出た時に意識

すると症状が強くなった気がします。

 気のせいだ、目の疲れだ、体調が悪いんだ。くらいに

自分に言い聞かせ、理性を働かせ踏ん張っていました。

 しかし何日も経つと、パチンコに行くたびに意識するようになり、

(あ・・・、また来たか・・?)

というくらい認知するようになる。

場所がお店という公共の場でもあり、ましてや誰かと一緒にやっている

訳ではないので、1人急に目をつぶってじっとしたり、

うずくまるわけにはいかないという思いは当然で、さりげなくトイレに

行って10分ほどうずくまって休むようになりました。

 この頃には、次第に「めまいを起こしそうな感覚」は、

「意識が飛ぶんじゃ?という感覚」

へと変わっていました。

 すでにスロット台のリールが回ってようが止まってようが

関係なく、(あ~また来た・・・)と思えば症状は容赦ない。

 ふざけたようで真面目な話ですが、

当たって無い時や、いつでも台を離れれるような状況ならまだいい。

当たれば当然ボーナスを消化する訳で、

「つまり逃げれない状況がある」

ということ。

症状の1つに、

「広場恐怖」と言うのがあります。

これは、広い所という意味では無く、公共の場、つまり

自分1人になったり、逃げ込めるような場所がないという状況。

「もしいまここで、倒れたら?もしここで強い発作が起きたら?」

考えるなと言っても、それは無理。理性があれば誰でも考えます。

 それが強烈なプレシャーになり、症状に強い追い打ちをかけます。

僕の場合この段階にくると、一度でも発作?と思うような感覚に

襲われたら、大事をとってすぐに退店するようになりました。

 そして決定的な日。。。

その日は朝から体調も良く、天気のいい朝。

昨日、元々長い付き合いの長いパチンコ屋。

「明日イベントだから来てよ^^」

などと言われていたので、朝から行ってみる。

 相変わらず朝から空いてる店で、店員とたまに世間話をかわしつつ、

「北斗の拳」だったかな、をのんびり打ってました。

もちろん体調は絶好調!という時期ではないですが、

普通にしている分にはなんとも気にならないくらい。

 余計な事を考えないようにと、珈琲でも飲みながらのんびり打つ。

そして、

「台が大当たり」

 ご存知の方もいるかと思いますが、北斗の拳は連チャンが醍醐味。

「一瞬頭をよぎったのが先か、、、

それとも症状が出たのが先か・・・・・。」

 5連チャンくらい続いた時に、液晶画面を見る事がつらくなった。

「いつまで続くかな^^?」という期待が、

「いつまで続くんだろう;;」という恐怖に変わりました。。。

 今後も連チャンの可能性の高い演出がどんどん出るたびに、

「この先30分はここから逃げれない!」

という追い込みを精神的にかけてくる・・・。

それはもうわかりやすいくらい誤魔化せない感情で、それが露骨に

かつてない症状を引き起こす。

顔面蒼白で、手のひらは汗がビッショリになる。

それはなにより、かつてないめまいと吐き気で、

「意識が飛ぶのを必死でこらえてるから。。。」

(今ここで倒れたら?これ、失神したらどうなるんだろ?)

余計な考えはとめどなく出てくる訳で、これがすべて症状に

油を注ぎこんでいく。

 余裕をかますフリをして、連チャンの途中で食事休憩をとる。

45分間、車の中で大人しくして深呼吸したり、基本は精神からくる

症状なので、なんかいろいろ自己暗示までかけました。

 そして休憩が終わり、気持ちも切り替えサッサと終わらそうと、、、

「台に戻った時点でギブアップ。」

座った瞬間わかりました。

「パチンコ屋、スロットがどうこうではなく、もはや自分の意思や

理性・意識がどうあれ、体が無意識に感覚を壊すということを・・・」

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 僕もこの状態です炅
    一年前にパチ屋でなりました。
    アイムの良さそうな台をひたすら分回してたら夜8時過ぎに発作、意味不明な行動をとり出玉を即換金、その後車に乗るも運転は出来なく、発作もおさまらず救急車呼びました炅

    自分は死ぬと思ってました。

    今働く事もできずにどうすればいいのかわかりません焏

  • >白鳥さん
    御気持ちわかります。
    最近よく、パチンコ屋でパニック発作。という
    方のお話を耳にします。

    専門家ではない僕では、理由はわかりませんが、あの強烈な光・音、その中である一点を集中するという行動が何かを引き起こすのかもしれませんね;。

    僕はその後、3年、5年経ってから、あえてパチンコ屋に再度行ってみたりして、
    「もう治ってるだろう」と自分に問いかけたく行ってみましたが、最初は大丈夫と思っていましたが、一瞬で当時の恐怖の感覚に襲われ、部やはりダメでした。

     働く事は生きていく上でとても大切な事ですが、そのプレッシャーが第二第三の精神疾患を呼び起こさない事がとても大事なんだと僕は実感しました。
    僕はそれを知らず、どんどん悪循環に陥ってしまい、気付いたら自分がいくつの病気を抱えているのかわからなくなりました^^;。

     とてもつらい病気かと思います。「焦らずゆっくり」なんてよく助言されますが、正直そんな慰めでは正直、気が休まらないというのもわかります。

    人は弱い時は弱い自分で良いと思いますよ^^
    同じ病気同士、同じ無職同士、
    はたから見れば単なる傷の舐め合いかもしれませんが、それは時に大切で尊い事だと思う事が今でもあります。

    あまり上手く言えませんが^^;、、、
    「面倒くさい病気になっちゃったなあ;」と、
    それくらいのモチベーションも大事です^^。

    こんなささいなブログですが、お気持ちはすごくわかりますので、白鳥さんの気持ちの吐け口になるようでしたら、いつでも遊びに来てください^^。

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