今更ですが、白菜の害虫というのはなかなか特定しにくい。
大抵はアオムシ・ヨトウムシ・コナガ・シンクイムシが大半だと思うのですが、
これがなかなか現行犯で特定する事が困難。
何が喰ってんだろうな~?と考えてるうちに
「あれよあれよで小さい穴から大きな穴まで空けられますね・・・」
(ホント、食べられたというより、嫌がらせで「穴空けられた」と思うくらい。
家庭菜園を楽しんでる方やなんかは、出来るだけ農薬も抑えたいと
思うでしょうし、それに起因してやはり最低限の農薬は、
害虫被害がはっきり目に見えてからだと思います。
もちろん減農薬を志すには正解な意識だと思いますが、
「やはり場合によっては手遅れという場合も多々出てきます」
夏に多い実モノ野菜などは、葉がやられてから処置をしても、
案外回復が出来るものが多いですが、収穫は葉ではなく「実」。
「葉」そのものが収穫物である葉モノ野菜の中で、特に「結球」する
白菜・キャベツなどは、害虫の食害箇所によっては後半深刻に。
特にシンクイムシ等は、その名の通り「芯」を食らうので結球の軸が、
狂ったりと、場合によっては生育初期の害虫被害でも致命傷になります。
プロの農家やなんかは、
「必要に応じて農薬散布」ではなく、
「散布種類と散布回数、時期など、あらかじめ決めている」
というのが多いです。つまり被害や虫が確認出来なくても、
あらかじめ決めた栽培日程を元に事務的に散布。
必要ないのに無駄に散布するのではなく、害虫に産卵されていた、
もしくは入りこんでいる、という場合を想定して散布する訳です。
それくらい念を押して散布して、やっと商品として扱われるのです。
ましてや白菜なんて、あの構造上どこに害虫が居るのか、そして
どこに卵があるのか等調べるのは難しい。(チクチクも痛い
)
夜行性の害虫もいますしね。
前回「BT剤を散布」と記載しましたが、その後一週間もたたないうちに
「まだまだ穴が増えてます
」
あれから別の消毒もしましたが、
参考までに僕が白菜に関して選んでいる農薬をざっと紹介。
「BT剤」
ゼンターリ水和剤
フローバック水和剤
「それ以外、接触剤等」
オルトラン水和剤
トレボン
ディプテレックス
デス75
これくらいですかね^^。もちろん全部を最大散布回数だけ使用する
訳ではありません。
被害も少なそう、もしくは予防的に使う時は安全性の高いBT剤。
(いわゆる「イモムシ系」全般に効くので害虫が特定出来ない時に◎。
収穫ギリギリまで散布可能なので安全性も高い。低毒性)
ある程度被害も目に付き、しっかり消毒したい生育時はオルトラン・
ディプテレックス・トレボン。(生育旺盛期メイン、中毒性)
ちょっと被害がひどいという事態にはデス75(高毒性ですので、
初心者にはおすすめ×ですが、よく効きます。)
もちろん上記以外にも効果のある農薬がありますが、
上記の組みあわせは、冬野菜のメインである
キャベツ・白菜・大根に適用(規格は変りますので要確認)出来るので、
他の品目とまとめて散布&ローテーションが組みやすいです^^。
プロのの農家が早め早めに散布と言いましたが、もう一つ理由があり、
「当たり前かもですが、害虫は小さいほうが薬がよく効きます」
つまり害虫が幼齢期を過ぎ、大きくなってしまうとそれだけ強い農薬が
後々必要になってしまいます。
でしたら、
「どうせ農薬使うなら早い方が結果的には良い」
事になります。
早めの適宜散布は、場合によっては最終的に減農薬で済む事があります。
・・・でもわかってはいるんだけど、実際に虫が沢山ついてるのを現行犯で
見ないと、どうも農薬まくのには腰が重いんですよね
うん、私も結局、害虫被害には後手後手になる派です。
頑張れ・・・「メッシュ白菜
」
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