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知ってて損はない野菜ウンチク「葉数と水量」

 てんやわんやで、リアルタイムで栽培報告更新が

恐ろしいほど遅れてしまってる今日この頃;;。

 一息ついて、一旦栽培記事から話をずらしてみよう><;

 知ってる人には当たり前な事ですが、家庭菜園ビギナーの方、

そうでない方でも、知っててちょっと得するへぇ~~なお話。

 野菜栽培本等では載ってないマニアックな話ですが、

摘芯・摘葉作業を通常は基本栽培方法にのっとってする訳ですが、

実際ほとんどが本の図解に書いてあるかのように、

そんな上手い具合にいかないのが野菜作り。

 そういう場合、経験を元に、応用やらアドリブを取り入れる訳

ですが、

そんな時は違う角度から野菜を見る・判断する知識も必要。

 そこでちょっとした豆知識。

変わった角度で野菜作りを学んでみましょう。

例えば、

「1株の中で、果実1つ作るのに必要な葉の数」

そんな事考えた事ありますか^^?。

 普通の栽培マニュアルでは、第○節の葉を~とか、

混みあってる箇所の葉を~などと、事務的かつドンブリな表現w。

 そこでちょっと深入りしたもっと具体的なお話。

実際、果実1つに対して、光合成やらとどれくらいの葉数がいるか。

その一部をまずご紹介。

ナス・ピーマン  果実1に対して葉7~8枚

きゅうり      果実1に対して葉3~4枚

カボチャ      果実1に対して葉15枚

スイカ       果実1に対して葉40~50枚

 こういった視点から野菜栽培を見つける方法を探れば、

万が一の応用にも役に立つと思います。

 次に、

「実際どんだけ野菜は水を要求してるの?」

というお話。

 どの参考書を読んでも、

「朝夕、一回の潅水はたっぷりと!」

なんて書いてありますね^^;。

では実際、各野菜がどれだけ水を要求するかと言うお話。

曇天時・晴天時で異なるのですが、1株当たり例えば、、、

       曇天時       晴天時

キュウリ  500~600cc  2000~3000cc

トマト    300~500cc  1500~2500cc

レタス    30~40cc     100~200cc

こんな検証報告もあるのです。

 曇天時と晴天時の要求量の差もさることながら、

「一般感覚で我々が思ってる以上にすごい水分を要求します!」

 真夏の強い晴天下でキュウリを栽培してるのなら、

1株当たり1日3ℓ。10株なら30ℓ潅水して当たり前になるのです;;

もちろん、そうしなければ即=枯れるという事ではありませんが、

曲がったキュウリ、奇形のキュウリは誰しもが経験します。

その理由・原因のほとんどが水分不足。

 きゅうりがそんなに水喰らいなんて、普通は思いませんからね^^;

ホムセンで売ってる一般の6ℓジョウロ満タンで、実際はきゅうり2株で

潅水終了となるんですw

 家庭菜園ではやれる範囲ですが、出荷狙いで50株、100株と

植え付けたら、とてもジョウロでは補いですね;;。。。

 でもこういった豆知識を頭の片隅に入れておけば、

着果した実数に対しての葉の数、そして与えれる潅水の水量、

そういった事を元に、応用栽培が出来るかと思います^^。

 一部の品目でしかご紹介出来ませんでしたが、

お役に立てる豆知識になれば幸いです

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • こちらの記事を呼んで、早速キュウリに本日2回目の水やりを行いました!

    ベランダで50×50×20位のトロ箱で1株だけ育ててるのですが、朝だいたい1.5リットル位与えても、午後には土の表面がカラカラになっていました。

    キュウリは単為結果するというのに、1本だけ収穫してから次がなかなか大きくなりません。

    株は今のところ病気もないようで、2メートル以上伸び、子ヅルも5本出てきているのですが、次の実が大きくならないのは、水不足が原因という事はありますか?

    肥料は元肥をたっぷり与え、後は週2回、液肥を与えております。

  • >たかはしさん
    あまり詳しくはわかりませんが、僕のわかる範囲での見解です。
    キュウリの実が着かない、大きくならないなどの一般的な理由ですと、肥料過多による樹勢が強くなりすぎている場合。もう一つは受粉不良による生理的な落下などがあります。生理的落果は日照不足、高温障害等で起こりやすいです。

    親ツル2mと子ツル5本と、割と樹勢が元気な様子ですので、ひょっとしたら肥料過多(特に窒素分)によって栄養成長が偏りかけてるような気もします。
    着果がほとんど無い今の場合ですと、液肥は週1程度に減らし、与える際も出来るだけ土壌水分がカラカラの状態で朝方の潅水代わりに与えるとよく栄養分を吸収しますので試してみるといいかもしれません^^。
    露地栽培と違い、プランター等では水分過多による根痛み等も出やすく、そうなると肥料の吸収が逆に悪くなっていきます;。
    着果が増えるまでは水のやり過ぎにもご注意を><;

    後、キュウリによって実のなる箇所やなり方も若干変わってきます。この時期のキュウリですと、秋どり用の品種(地這い等)も普通に出回っており、もしそれらの品種ですと親ツルではなく、子ツルを伸ばす事がメインとなって来ます。
    2mもの親ツルに着果がほとんどないようであれば、親の先端を思い切って止めてしまい、子ツルの成長に栄養を分散させてみるのもありかと思います^^。
    頑張ってみてください!

  • とても詳しく教えて頂きまして、ありがとうございました!勉強になりました。

    キュウリは、アタリヤの種で、秋どり地這いキュウリですので、先程 先端を摘みました。

    ネット代わりにベランダの小さな木に絡ませて育てているので、陰に隠れてわからなかったのですが、実がもう1本大きくなりかけていましたあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

    子ヅルも新たに3本伸び始めていました。

    種を蒔いて約2ヵ月位経つのですが、最近ようやく一番下の葉が少し黄色くなってきました。まだ、一度も葉カキをしておりません。

    肥料のやり過ぎによる~ボケなんですね。

    これからは水、肥料に注意して育てます。

    また、どうか宜しくお願い致します!

  • >たかはしさん
    私もまだまだ初心者で、少しでも疑問があれば参考文献を読みあさっている身分なので、間違いがあったらごめんなさい^^;。

    この秋はたぶんキュウリが値上がりする予感がしますので自家収穫出来る事を祈っています^^

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