MENU

パニック発作物語第16話「太る薬」

 先日、パニック発作で沢山の薬と沢山の副作用を経験してきたと

お伝えしましたが、どの副作用も大抵は「体調不良」等で

済まされる事ばかり=内面的な事がほとんどで、

いわゆる外から見えるような副作用や、強烈な実感をはたから見て

わかるような副作用はほぼありませんでした。

(副作用がほとんど無かった。という意味ではありません)

明らかに、、と、他人からも目に見える内容は少なかったと言う事。

 そんな沢山の治療薬の中で、

「いろんな意味で強烈な副作用の薬が1つある」

その名は「ジプレキサ錠」

 この記事のタイトル通り、この薬は太るのだ。。。

もちろん、副作用に露骨に「太る」なんて書いてありません。

「食欲増進」「体重増加」の可能性がある的な柔らかい書き方。

 ネットで調べたら、確かにそういった体重増加につながったという

書きこみや説明も見られました。

しかし!

僕自身の体質は、生まれつきなのか、環境的になのか、

昔から全く太らない体質。

まずは先に踏まえて欲しい僕の体質のお話・・・。

 ガリガリじゃなく、ごく平均的な体重ですが、

中学・高校から今まで、全くと言っていいくらい体重が変わっていない。

大食いしようが、食べなかろうが、せいぜい±1~2kgの範囲で

ずっと生きてきました。

 なので今でも学生時代のジャージも家着で着ちゃうし、今まで買った

服のサイズはほぼ全部一緒。だから全部着れる。

 誰ひとり太っていない父方の痩せ型遺伝子と、

誰ひとり痩せていない母方の太り型遺伝子。

どうやら僕はこの部分に関しては父方を受け継いだらしく、

兄は真逆の母方の遺伝子を受け継いだ。

 こういう遺伝って面白いもので、こうも真逆な遺伝の仕方をすると

兄弟なのに食べ物も全く好き嫌いが違う。

 野菜・果物・魚・サッパリしたものが好きな自分ですが、

兄は肉・油っこいもの好き。魚嫌い、漬物大嫌いというくらいに。

食べる事に関しての意識も違って、僕はそれほど「食べる事」に関して

欲がない。しかし兄は「食べる事」は人生の楽しみの一つだ。

 つまり、生まれつきの体質ウンヌン以前に、「食」に対する

感じ方・考え方・好き嫌い等、後天的な部分・環境・生き方でも、

兄とは真逆で、自分には太る要素が見当たらないのです・・・。

 もう少し、3~4kg太ってみよう、筋トレしてみようと、

大食いしたり、プロテイン飲んだりと、過去に何度か挑戦した事が

ありましたが、何をしても結局絶対に太らなかった。。。

 これを踏まえてのこの「ジプレキサ」の服用。

体調不良から、若干ですが体重が落ちかけていたその頃、

「副作用で太るんなら、それはそれでちょうどいいや」

くらいに思って、喜んで飲んだ(精神薬で喜ぶっておかしいか^^;。)

 たしか2011年の11月頃だった。

コロコロ薬を変えられてる頃だったので、薬そのものの本来の効果は

よくわかりませんでした・・・。

 しかし一週間くらい経つと、まあ、確かに少しは食欲出てきたかな~。

ってくらいの副作用の感覚はありました。

「なるほどね・・・元々食が強い人だったら確かに太るかもね。。。」

そんな程度で飲み始めから、自分には多少くらいの影響程度と、

日々思って服用していました。

 
 と・こ・ろ・が。。。

さらに飲み続けると、何かがおかしい。。。。

(何かちょっぴりお腹が減ったな・・)なんて思う事が深夜にあったり、

夕食食べてまだ3時間後なのに、もうちょっとだけ何か口にしたくなったり。

 かといって、大食いはしなかったですが、変なタイミングで小腹がすく。。

まあ、食が細くなりかけていた自分にとっては、食欲が出る事は

逆に良い事だったので、「ジプレキサ」の本来の安定剤としての効能よりも

食欲増進という副作用に、ちょっと満足してしまうという不思議な感覚。

 しかし、その些細と思っていた副作用は、

「あっという間に異変へと変わっていった・・・」

 今まで太ろうと思っても頑張っても太れなかったので、

体重計に乗って体重が1kg2kg増えたのを見た時は嬉しかった。

生まれて初めてというか、中学時代以来、初めて見る光景と数値。

 元々、昔から理想体重よりも2~3kgほど若干痩せており、

病気の体調不良でそこからさらに2kgほどは落ちてたこの頃。

 3週間ほどで、そのマイナス2kgは回復し、元々の体重に戻った。

そして薬を飲み始めて1カ月ほど経つと、さらに増え、

ついには理想体重に到達した。

 昔からの体重よりも、わずか2~3kgアップの数値ですが、

初めて見る数値。大げさに言えば、生まれてから今までで

過去最高の体重&理想の体重だw。

 パニック発作の症状は相変わらずでしたが、

生まれて初めて到達した理想体重には、些細な喜びを感じた。

 だが、、、

「これが止まらなかった

 確かに不調時よりは食べている。

しかし、それでも他人から見たら少食。1日平均2食くらい。

なのに体重増加が止まらない><;。。。

「なんだこれ;;???なんだこの薬・・・;;」

まあ、薬で太ってる訳なので、最悪飲むのを止めれば終わるし、

太った分は運動で痩せる自信もあったので、そのまま放置した。

 太れない体質の自分にとっては、太るより痩せる方が

楽だったし。。。

 関係ないですが、ハリウッドスターのトム・ハンクスも言ってた。

「役作りで、痩せるよりも、太る方が何倍も大変」ってね。(余談です)

 そんなこんなで、11月だけで5kg太ってベスト体重になったのも

つかの間、翌年のお正月、つまりわずか2カ月ちょっと後には

「プラス14kg体重増加という未知の体重になった><;」

身体が、

「重いのなんのって;;」

いわゆる「デブ」というほどまではいってないですが^^;。。

しかし、身体の急激な重さに付いていけない;。

たった2カ月で、2ℓのペットボトル7本を持ち歩く事になるんだから;;。

 身体付き全体も変わって、それと同時にウエストは一気に

13cmも増えた;;。そのため、今まですべて同じサイズの服しか

持っていなかったため、ほとんどの服が着れなくなった><;;。。。

 あんな、たった一粒の薬が、自分の身体に何をしたのか。。。

ましてや「効能」ではなく、「ただの一副作用」だから恐ろしい。。。

 もしも自分が元々太る体質、食の環境だったら、、、と思うと、

どこまでいっていたのかとゾッとする・・・。

 一応、全体的にまずは太った&着痩せするので、

お正月に親戚の誰一人からも「太った?」と言われなかった^^;。

14kgも太ったのにね;;

 恐るべし「ジプレキサ」

というか、たまたま体重増加という目に見える副作用だっただけで、

その他の薬の強さも同程度のレベルな訳で、、、それら薬も

副作用が目に見えない・他人にわからないだけと言う事で、

何かしら内部的には強烈な副作用を起こしてるのはわかって欲しい。

 お相撲さんが無理喰いして体重増やすとか、

プロレスラーがプロテイン飲んで体重増やすとか、、、

そんな常識というか、王道をひっくり返す体重アップでした。。。

「太りたい?じゃあ精神科で「ジプレキサ」もらおいで」

と、言ってしまいたいくらいの経験でした。。。(不謹慎か><;)

 ちなみに、

この薬めっちゃ高い;;ww

 当時は自立支援制度を申請前だったので、普通に3割負担で、

診察代・薬代で毎回3~4000円ほど支払っていたのですが、

この薬を出された瞬間、支払いが突然1万を超えた@@;。

 一瞬、なんかの間違えかと思いましたけど、気になってネットで

薬の単価のわかるサイトを調べたら、

「何とたった1錠で251円w」

良く聞く、痛み止めのあのロキソニンが約1錠18円(時価)。。。

それと比べると1錠251円って変態的な値段だ。。。

 処方される際は値段にご注意を。。。_(._.)_。。。

・・・その後の体重ですが、

あれから1年、

ジプレキサもやめ、農作業もして1年過ごしましたが、

「太ったまんま;;w」

2012年は特に体調が悪く、食も以前のように細かったにも関わらず

体重が今度はまったく減らない・・・。

 薬で太っただけじゃなく、薬で、太りやすい体質、痩せにくい体質に

変わっちゃったのだろうか;;?

 食べてないのに痩せない・・・って。。。

何をエネルギーにして動いてるんだろう;;僕の身体・・・。

 いずれにせよ、薬で強制的に精神面を動かされてるのに、

肉体的にまで改造されたらたまったもんじゃない;;。

「マッチョマンになるならいいけどさ・・・(苦笑;」

なので、太りやすい体質・環境・可能性のある方は、

「ジプレキサ」はちょっと考えて処方してもらった方が

良いと思いますよ・・・(あくまで個人の感想です・・・;)

↓更新の励みにタヌキを1日1クリック応援のほどよろしくお願いします

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



健康細美茶 (さいび茶) ※肝臓や体脂肪におすすめで美味しい
銘茶 石川園 (有限会社 石川商店)

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 健康細美茶 (さいび茶) ※肝臓や体脂肪におすすめで美味しい の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる