玉ねぎなどで良く聞く早生・中生・晩生。
早生と晩生と聞くと、栽培期間が短いor長いというイメージがあり
晩生は貯蔵性が高いと言う事も一般的です。
あまり意識されてませんがジャガイモにもこれはあります。
ジャガイモにおいて、早生とは休眠期が短いを意味します。
休眠期とは新芽を出さずにいる期間で、いわゆる寝ている状態。
その休眠期が短く早く芽が出はじめるジャガイモは早生、
貯蔵が長くきくジャガイモはその逆で晩生となります。
この事があまり認知されてないのは、一般的な品種、
「男爵」「メークイン」などがほぼ中間に位置しているからです。
だからあまり気にしな~~い。
食べる側、消費者側からしてみれば出来るだけ新芽が出てこず、
日持ちよく貯蔵が効く事は大変ありがたい事です。
しかし、栽培する側からしてみれば新芽が出てくるタイミングに
こちらが振りまわされる事もしばしばです><。
一般的に栽培されている3種、
「キタアカリ」「男爵」「メークイン」
![]() 《種イモ》《家庭菜園》《ガーデニング》《春ジャガイモ》《園芸》□ 春ジャガイモ種イモ・メー… |
キタアカリとメークインは、先に述べたように
ジャガイモの中で休眠期の長さはほぼ中間にあたります。(中生)
そして男爵はこれらより少し休眠期が長い。
単純に同じ環境で新芽を待てば男爵の方が遅く芽が出てくる
事になります。
ただこれは、あくまでも目安です。種芋の売られていた環境や
管理の状態によって少なからず変わります。
さて、
実際栽培するにあたって、ジャガイモの種イモの芽出しを調整
したい場合、
まだ芽を出したくない&新芽を抑えたい時は冷暗所で保管します。
逆に、
新芽を促したい、休眠から起こしたい場合は、
日光浴をさせると良いです。
その際は軒先などとし、直射日光に当てない方が無難かと思います。
植え付けは、芽を出して植え付ける派、芽を待たず植え付ける派
といますが、芽を出してから植える方が断然無難です。
休眠のまま土の中で種芋が腐る事もありますので。。。
芽出しは数ミリ出れば十分かと思います^^。
しかしよほどの品種でない限り、あるいは予想外の天候続きでも
ない限り、3月~4月にかけて自然と種芋から新芽は出て来ます。
どうにも芽が出そうにない><などの時は日光浴等、
ご参考にしてください。
2月から種芋がズラッと売っているからと言っても、植え付けは
もう少し後になります。
無理に芽出ししたり芽を待たずに植え付けたりすると失敗します。
ジャガイモの大敵は、
「3月の遅霜・晩霜被害です!」
なので早植えは霜対策無しでは禁物w
こちら愛知では大体3月上旬くらいから植え付けが始まりますが、
3月末に植え付けた人ともそんなに大差はありません^^;。
たぶん、いろんな方が早く植え付けたがるのは
「梅雨が来る前に収穫したい」という理由が多いだけかと・・・。
直売所などの出荷狙いでしたら、早生種を早植え早出荷し、
晩生種を遅植え遅出荷すれば、値下がりピーク時期とずらして
市場に出す工夫も出来ますv。
その前に早く暖かくなりますように・・・。
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