野菜ウンチク。。。
家庭菜園を始めた人にとって、案外気になるのが、
「今年作ったこの野菜、種取れないかしら??」
という疑問。
野菜栽培の参考書では、意外に記載されてないので、
今回僕のわかる範囲で記事にしてみました。
野菜には一般的に、固定種と交配種があります。
固定種とは、常に代々同じ野菜・遺伝子を引き継いでる品種。
「A種が作った種は、翌年もA種になり、そして翌年もA種となる。」
それが固定種。
わかりやすく言えば、「昔から変らない品種」と言う事。
これらは、遺伝子も安定してるので、自家採種でも大丈夫。
一方、
種が取れないのが交配品種。
いろんな言い方がありますが、例えば、
「~~交配、一代品種、F1品種。」
これらはザックリ言えば、ある野菜同士の遺伝子を
人工的に組み合わせて作った野菜。
もっと、わかりやすく言えば、
「人工的な突然変異」の品種なのです。
つまり毎年、その人工的な交配によって産まれた品種なので、
常に、遺伝子的には1代目となるのです。
結局は遺伝子的に人工的に作った一代目なので、
その子孫がその一代目を継ぐ可能性はかなり不安定なのです。
それを踏まえて、
では、自分の買った種から、翌年に向けて自採種出来るかどうか。
それは、ここで見分けて下さい。
購入した種袋に、
「F1、もしくは~~交配」と書いてあるもの。
これは、1代交配として人工的に作られた品種であり、
そこから取れた種が、翌年も同じものが出来る保証は無いです。
↑こんな感じでF1とか、~~交配とか書いてある野菜は
種を取る事をおススメしません。
そして、
もっとザックリ見分けるには、
「妙に高い種」
固定種は、育てた野菜からそのまま種を取って販売出来るため、
非常に販売価格が安いです。
おそらく、150~200円で売られてるような種は固定種。
一方、
「え?コレ高い種だな~」と、400円~とかで売られてる
種は人工交配種(F1)の確率が高いのです。
もしも、種袋に何も書いて無い場合、非常に悩むところです;;。
でも、
何も書かれて無い場合は、ほとんど固定種が多いので、
その野菜から来年に向けて種を取れる可能性は多いです。
1代交配は、そのメーカーとしての「売り」となるので、
ほぼ記載されます。
固定種はメーカー独特の売りにならないので、記載されません。
ぶっちゃけ言えば、安い種は来年も種が取れる固定種。
高い種は人工交配の種なので、その年限りで。。。
なんにせよ、
ほとんどの野菜が1年に一回しか育てる事が出来ません。
少々の節約で、いざ育てて見たらとんでもない野菜に・・・
なんて悲惨な事になるなら、
出来れば毎年種は買った方が正直おススメです
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